Atropos
(最終更新日 2013/1/15)
簡単に素早く画面キャプチャー
実行中のアプリケーションの画面を取り込み、ファイルとして保存するキャプチャー用ツールです。以下のような特徴があります。
- ユーザーがホットキー(取り込みに使用するキー)を指定可能
- アクティブ画面とデスクトップ画面の取り込みで別々のホットキーを使用することも可能
- アプリケーション別の保存先フォルダ自動振り分け機能
- マウスカーソルを含めて取り込みが可能
- 取り込んだ画像を常に TrueColor(24bit)で保存可能
- セピア調への変換保存機能の装備
- クリップボードに入った画像データの自動保存機能
- 保存時のJPEG/PNG/PSD(Photoshopイメージ)出力機能
- 保存時に指定したWaveファイルを再生可能
- マウスクリックでのキャプチャー機能(無保証)
ホットキーを押すだけで次々と手早く画面をキャプチャーできるというのが開発コンセプトです。この場合、ファイル数が多くなるため、キャプチャーしたあとの分類作業が面倒になってしまいます。そこでアプリケーション別の振り分け機能を用意しました。
保存時に再生するWaveファイルは付属していません。各自お好みのものを用意しましょう。Free音素材「音楽室」などでWaveファイルがダウンロードできます。
なお、Windows Media Playerなどで再生中の動画の画面はそのままでは保存することはできません。必要であれば再生中の動画の画面を保存するを参考にして保存してください。
Windows Vista/7/8での制限
UACを無効にしてあれば「Atropos」はWindows Vista/7/8でも動作するはずです。UACを有効にした状態では、画面を取り込むことができないアプリケーションがあります。そのような場合は、起動用のショートカットアイコンを右クリックしてプロパティを開き、詳細設定ボタンを押してその中にある管理者として実行にチェックをつけておくとよいかもしれません。そうすれば、そのショートカットアイコンで起動した場合は管理者権限で実行されるため、Windows XPまでと同様に利用可能です。このような現象が起こるのには理由があり、UACが有効だと画面の取り込みをしたいアプリケーションと同等以上の権限を持ったアプリケーションからしか画面の取得許可がOSから得られないというUACの仕様があるための制約となっています。なお、UACの問い合わせDialogは管理者権限よりもさらに上の権限ですので取り込むことができません。
動作環境・仕様とダウンロード
ソフトウェア仕様
対応OSWindows98/Me/2000/XP/Vista/7
最終更新2013-01-15
Version1.6.41.93
DownloadDOWNLOAD (size:1.29MB)
以前のVersionPrevious Versions
種別Freesoftware
紹介された雑誌・Webサイト
- DOS/V POWER REPORT
- ASAHIパソコン
- ベクターソフトニュース
- 窓の杜
履歴
- 1998-8-13 version 1.00
- 正式公開。
- 1998-8-18 version 1.01
- JPEG出力に対応。
- 1999-4-10 version 1.02
- クライアント領域のみの取り込みモードを追加。
- 内部コードを大幅に修正。
- 開発環境をDelphi3.0からDelphi4.0に変更。
- 1999-4-11 version 1.03
- 最適化によるプログラムサイズの縮小。
- 乱れていたTab順序の修正。
- 1999-7-18 version 1.0.4.6
- 基本ライブラリ変更によるホットキー関連の修正
- 内部処理の最適化により、若干消費リソースが減少
- 2000-2-16 version 1.0.5.7
- PNGでの保存に対応
- 2000-2-17 version 1.0.6.9
- アプリケーション別の保存先フォルダ自動振り分けが機能しなくなっていたバグの修正
- 2000-2-18 version 1.0.7.11
- 要望を受けてトレイのアイコンをダブルクリックでもキャプチャーできるように機能を追加
- 自動振り分け機能の仕様を若干変更(ファイル名に使えない文字があると全体を強制全角化)
- 2000-3-16 version 1.0.8.12
- 自動振り分け機能の仕様を若干変更(全角化する文字をを必要最低限にした)
- 2000-6-8 version 1.0.10.15
- マウスのクリックで画面を取り込めるように仕様を変更(動作確認は中ボタンのみ)。
- 2000-8-11 version 1.0.11.16
- 起動時に設定画面を表示しないように仕様を変更(どのバージョンからか表示するようになっていた)。
- Windows2000で使用する際の注意を追加。
- 2000-8-21 version 1.0.11.17
- デバッグ用のコードが残っている方を誤って公開していたのでプログラムを差し替え。
- 2000-10-5 version 1.0.11.18
- 自動振り分け機能が働かなくなっていた不具合の修正。
- 2001-9-15 version 1.1.12.20
- 設定画面のレイアウトを変更。
- 設定画面でフォーカスやタブ順序が崩れていたのを修正。
- アクティブ画面とデスクトップ画面を取り込む専用ホットキーを指定可能に機能を追加。
- 右クリックメニューに保存フォルダを開くを追加。
- 内部処理の一部変更。
- 2001-12-2 version 1.2.13.22
- PSD(Photoshopイメージ)での保存に対応。
- 2002-4-27
- プログラムのファイルサイズを小さくしてみた。
- 2002-12-22 version 1.3.14.25
- 設定画面を基本と詳細に分割。
- クライアント領域のみを取り込む専用ホットキーを用意。
- 各ホットキーの有効無効を決めるチェックボックスを追加。
- ホットキーがまれに有効にならなかったバグを修正(したつもり)。
- 設定画面表示中はホットキーを無効にした。
- 2003-5-31 version 1.3.15.27
- 従来連番だけだったファイル命名規則に日時から生成を追加。
- WindowsXPの視覚効果に対応。
- 2003-6-17 version 1.3.15.28
- トレイのアイコンダブルクリックや無保証のマウスクリックでの取り込みができなくなっていた不具合の修正(Ver.1.3.14.25で混入?)。
- 2003-7-24 version 1.3.16.32
- PageUp, PageDown, End, Home, ←, ↑, →, ↓, Select, Execute, PrintScreenSysReq, Insert, Delete, Helpのキーをホットキーにした際に、設定画面に表示されるキーが異なるのを修正。
- Windows2000/XPでマウスカーソルを取り込んだ場合に、カーソルの位置が正しくなるように修正。
- クライアント領域のみを取り込む際にマウスカーソルの位置が乱れていたのを修正。
- 2003-8-10 version 1.3.17.34
- アプリケーション別にファイルを保存するを有効にした際に、対象となるアプリケーションのアプリケーションタイトルが"."のあとに空白があると取り込みに失敗するバグの修正。
- キャプチャー対象のアプリケーションが同一であれば、INIファイル編集することで、アプリケーションタイトルが途中で変化しても最初に取り込みを行なったタイミングのアプリケーションタイトル名のフォルダに保存できるように機能を拡張。
- 2004-1-19 version 1.3.18.40
- 開発環境をDelphi7.0に変更。
- ホットキーが1つも使用しない設定の場合、起動時に警告表示機能を追加。
- PNGの圧縮設定を細かく選べるように仕様を変更。
- マウスクリック監視でのキャプチャー機能を廃止。
- 仕様の変更にあわせて設定画面を変更。
- 2004-2-9 version 1.3.19.42
- 待機時のスレッド優先度を落とした。
- ポップアップメニューの色がWindowsXP のクラシックデザインだとおかしくなるのを修正。
- Num Lock まわりに関連するキーとAlt やCtrl を組み合わせた際に設定がおかしくなることがあるのを修正(したつもり)。
- 2004-3-15 version 1.4.20.60
- 開発環境をDelphi7からDelphi5に変更。Atroposが常駐したままだとシャットダウンでWindowsXPで終了できない環境があることへの対策。
- 2004-3-22 version 1.4.21.61
- Atroposを一定時間使用していない場合に、自動的にAtroposを終了する機能を追加。
- 2004-5-24 version 1.4.22.63
- クリップボードに入った画像の自動保存機能を改良し、指定したアプリケーションがクリップボードに入れた場合は画像を保存しない機能を追加。
- 2004-6-13 version 1.4.24.66
- キャプチャー時に指定したWaveファイルのサウンドを鳴らすことができるように仕様を変更。
- 通知領域のアイコン上にカーソルを持っていった際のTipHelpが表示されなくなっていたバグの修正と表示仕様を変更。
- メニューから画像の保存モード設定を変更できるように仕様を変更。
- 2004-6-16 version 1.4.25.67 (掲示板配布のみ)
- キャプチャー時の確認音をランダム設定にできるように仕様を変更。
- JPEGの保存品質の値を大きいほうが高画質に変更。
- 2004-8-13 version 1.4.26.69
- スレッド優先度を調整してみた。
- 直前に保存した画像を消去する「さっきの取消」機能を追加。
- 2004-8-20 version 1.4.27.70
- JPEGとPNGの品質設定が引き継がれないことのあるバグを修正。
- 「さっきの取消」機能実行後、メニューをグレーアウトさせ忘れていたバグの修正。
- 2004-10-19 version 1.4.28.71
- スレッド優先度を選択できるように仕様を変更。シングルプロセッサ環境でCPUを解放しない高負荷アプリ対策です。マルチプロセッサ環境(Hyper-Threading含む)では初期設定のままで問題ありません。
- 2004-11-18 version 1.4.29.72
- 「アプリケーション別にファイルを保存」にチェックが付いていた場合に、特定条件下で保存できないバグを修正。
- 2004-11-23 version 1.4.30.74
- FocusControlが一部正しくなかったのを修正。
- 保存フォルダを開くコマンドを指定できるように仕様変更。
- 2004-12-24 version 1.4.31.77
- 開発環境をDelphi 2005に変更。
- 将来的な機能拡張に備えて設定画面の構成を変更。
- Atropos.iniファイルに本来不必要なデータが保存されるミスを修正。
- 2005-1-7 version 1.4.32.79
- 保存ファイル名を「日時から作成」にした際のファイル命名処理の指定を、直接iniファイルをいじらずに設定画面から変更できるように仕様を変更。
- 2005-1-17 version 1.4.33.80
- 要望を受けて二重起動防止処理を追加。
- 2008-4-7 version 1.5.34.81
- Windows Vistaに対応。Vistaでは%USERPROFILE%\AppData\Roaming\LostTechnologyに設定を保存するように仕様を変更。
- 開発環境をDelphi7に戻した。
- 2008-4-9 version 1.5.34.82
- Windows Vistaで表示が消えることがある現象を解消。
- 2008-5-22 version 1.5.37.86
- クライアント領域の取り込みを改良。一部のゲームなどで取り込んだ画像は上下左右に数ドットの枠が付くことがありますが、自動的にその枠の除去を試みるモードを追加。
- 2008-5-26 version 1.5.38.87
- 要望により、連番ファイル名での保存を5桁固定から1~99桁で設定できるよう可変桁数に変更しました。
- 内部処理を若干変更。
- 2009-5-13 version 1.5.38.89
- 連番ファイル名での保存処理にあったバグを修正できたと思います、たぶん。
- Vista環境で管理者権限を要求される問題を解消
したつもり(Vista環境がないので確認できないのです)。 - 2013-1-10 version 1.5.39.91
- 「保存フォルダーを開く」は設定で指定したフォルダーを開いていましたが、これとは別に、メニューに「最後に保存したフォルダーを開く」を追加しました。
- Atroposと同じフォルダーにAtropos.iniがある場合は、Windows Vista 以降でもAtroposのフォルダー内に設定ファイルを保存するように仕様を変更しました。USBメモリで運用したいとの要望を受けての仕様変更です。
- 一部の内部処理を変更。
- 2013-1-12 version 1.6.40.92
- クリップボードの画像データを保存して終了するコマンドラインオプション“DirectSave”を追加。コピーしてクリップボードに入っている画像データを、Atroposを常駐させずに1Clickで保存したい場合の機能です。スタートメニューに登録されるショートカットをデスクトップやクイック起動にコピーしたり、ショートカットキーを設定して使ってください。
- 2013-1-15 version 1.6.41.93
- Atroposと同じフォルダーに“AllUsers.ini”が存在する場合は、Windowsにログイン中のユーザー別に設定を保存せず、全てのユーザーが同じ設定で利用できるように仕様を変更しました。