twitter ■お問い合わせ当サイトへのリンクサイト仕様

現在位置 > LostTechnology > 使用感 > Norton Partition Magic 8.0

Norton Partition Magic 8.0

ハードディスクの容量割り当てを変更したいと感じたことがある人はかなりいると思います。しかし実際にハードディスクの容量割り当てを変更しようとしたら、OSの再インストール(自作機)やリカバリ(メーカーPC)が必要となるのでためらう人が多いでしょう。特にメーカー製のPCでは出荷時の容量割り当てが実際の仕様に即さないことのほうが多いかもしれません。

ディスクの容量割り当てを変更を簡単に行なうためのツールが『Partition Magic』です。同様の機能を持ったソフトもあるので、Partitionをキーワードに検索すると競合ソフトの持つ機能を比較できるかもしれません。

『Norton Partition Magic 8.0』では、パーティションのサイズはWindows上から変更をすることが可能です。

本ツールで新しい容量割り当てを指定するだけで、データを保持したまま希望通りの容量に変更することが可能となります。また、ユーザーによっては付属のBootMagicで複数のOSを1つの環境から起動できるというのも魅力かもしれません。

本ツールはその性格上、おそらく1度、多くても数回しか使うことがないであろうツールです。特に自作機のユーザーだと、無計画に容量配分をした人以外は用なしでしょう。大きな需要が見込めないコンシューマー向けに売るよりも、メーカー製PCにバンドルできるように初回起動時に容量分配できるようなカスタマイズ製品を作って売り込んだほうがよいのではないかと思うんですが……。そのほうが多くのPC購入者にとって幸せな環境を手にすることができるはずと思う次第。

あると便利なツールというより、困ったときに買うとするか、というタイプのツールです。いざ困ったときにあると役立つというものであり、常備しておくタイプではありません。

Windows Vista以降はOSが標準でパーティションの操作をする機能が用意されています。Windows7パーティションを操作するをご覧ください。

ディスクの容量を楽々変更

起動するとドライブやパーティションの選択をして、右クリックから容量の変更・移動を行ないます。希望するサイズになるように調整するだけなので特に難しい操作はありません。ただ、パーティションは1つの物理的ドライブに最大4つまでという仕様を忘れがちなので注意したいところでしょう。

新しい容量を指定したら、再起動時に本ツールがハードディスクの再割り当ての処理を行なってくれます。その際の処理時間は処理の関係上、ハードディスクの空き容量によって大幅に変わるので、実行前には不要なファイルをできるだけ削除しておくことをお薦めしたいですね。

クラスタサイズも変更可能

ディスクのクラスタサイズも変更することができます。多くの場合、NTFSで4KBクラスタとなっていると思いますが、これを1KBや2KBに再フォーマットなしで変更することも可能。クラスタサイズが小さいほどディスクの容量節約になるので、あまり気にせずに4KBクラスタにしていた人はクラスタサイズ変更を試みるのもありかもしれません。細かいファイルを多く扱っているドライブを変更するとそこそこの空き容量増加が見込めます。

クラスタサイズの変更によるメリットがわからないという人は変更しないほうがよろしいかと……。