VR2FREE
GUIからお手軽に解除
コマンドラインのツールcprmgetkey.exeとcprm2free.exeをGUI操作で扱えるようにしたFrontendです。DVDから必要なファイルをハードディスクへコピーし、2つのツールを順番に呼び出すだけのシンプルなものとなっています。自分自身がものぐさなほうなのでサラッと簡単に使えるような仕様で作ってみましたってやつです。
DVD-RWは多くの環境で使うことができますが、DVDレコーダー側もPC側もDVD-RAMに対応しているのであればDVD-RAMを使うほうが運用が楽です。ファイナライズとファイナライズ解除の手間が不要なので。メディアの書き換え可能回数もDVD-RWが約1000回であるのに対して、DVD-RAMは約10万回とコストパフォーマンスが良好だといえます。
- FilePath部分にはcprmgetkey.exeとcprm2free.exeの2つのツールがどこにあるのかを指定します。必要に応じてvro2splitも指定してください。
- DVD Drive部分に読み込み元のDVDドライブ名を指定します。右側のドライブセレクタから選んでも直接入力してもかまいません。
- DVD-RW/RAMをドライブに入れて解除ボタンを押します。
次回からの行程は3のみで済むため、簡単に処理が完了することでしょう。オプションの意味は以下のようになります。
- KEYの取得を省略して前回と同じKEYで処理を実行する
- CPRMのKEYが変化しないような運用をしている場合に、前回と同じKEYで処理することでKEYの取得工程を省きます。
- DVD-RW/RAMのフォーマットや全番組消去を実行せず、番組を個別指定で削除して録画を繰り返した時にKEYが変化しない環境で利用するオプションというわけです。CPRM未対応のDVDドライブでCPRMを解除したいならば、CPRM対応ドライブでKEYを取得しておき、この部分にチェックをつけてください。
- KEYの文字をダブルクリックすることで、KEYを手入力することができるようになります。
- vro2splitを使ってタイトルごとにファイルの分割を実行する
- CPRMが解除されたファイルから、番組タイトル別にファイルを分割処理します。この機能を使うにはvro2splitが必要です。
- 変換元ファイルを削除して解除済みファイルをリネームする
- 変換元ファイルを削除して、cprm2freeが解除して出来上がったファイルを、変換元のファイル名に変更したい時に使います。
- 解除後に自動終了する
- 処理が終了したらVR2FREEを自動的に終了させたいときにチェックをつけます。
制限・制約
別途cprmgetkey.exeとcprm2free.exeを入手する必要があります。どこで入手できるのかは各自で調べてください。お問い合わせいただいても回答することはできません。
なお、cprm2free.exeを入れているハードディスクの空き容量は、解除したいDVD-RW/RAMのファイルサイズの2倍以上にしておいてください。cprm2free.exeの仕様です。
あくまでも本ツールはGUIからコマンドラインのツールを呼び出すだけのFrontendであるため、その2つがないと本ツールは何の役にも立ちません。VR2FREEに解除機能があるわけではないので。個人的に手持ちのDVDレコーダーのエンコーダー性能の比較に使うために試作した研究目的のジャンクツールであるため、アップデートはほとんど行なわないと思います。
動作環境・仕様とダウンロード
履歴
- 2008-1-18 version 1.0.0.0
- cprmgetkey&cprm2freeのfrontendとして試作。
- 2008-2-10 version 1.0.1.1
- CPU負荷を下げるために「優先度:低」で実行するように仕様を変更。
- consoleの呼び出し画面サイズを必要最小限に変更。
- 2008-4-8 version 1.0.3.3
- 自動終了時に設定を保存していなかったのを修正。
- TipHelp表示をするようにしてみた。
- 起動時にFilePathにファイルが見つからなかったら空白にするように仕様を変更。
- 2008-5-6 version 1.0.3.5
- KEY取得失敗時の処理中断がうまく行なわれないバグを修正。
- 2009-5-26 version 1.0.3.6
- 前回終了位置へ表示するように仕様を変更。
- 2009-6-14 version 1.0.4.9
- 解除後にvro2splitを自動で呼び出す機能を追加。
- 2009-6-16 version 1.0.4.10
- 誤って正常動作しない1.0.4.9を公開していたので、正しいものにファイルを差し替え。
それに伴い、判別がつくようにビルドを10にした。