Adrasteia
キャプチャー環境用NTP時間あわせ
テレビ番組を録画する場合、PCの内蔵時計の時間があっていないと番組の頭や最後が切れたりして困ります。時間をあわせるにはNTPやSNTPサーバーと同期させて時間をぴったり合わせるというのが普通ですが、キャプチャーをする人にとっては時間をぴったり合わせるよりも、常にちょっと早めに時間を進めておきたいと思うのではないでしょうか?
そういう「常に正確に指定秒数時間を進めておく」というのを実現するためのNTPクライアントがこの「Adrastiea」です。Windows2000/XPの標準NTPクライアントなどとの違いはこの時間を常に一定時間進めて設定できることで、だいたい10~30秒も進めておけば録画は安心だと思います。初期設定では30分ごとに時間あわせを行ないます。常駐させず、1度だけ実行させることも可能です。Windowsのタスクを利用して非常駐で使うこともできます。
テレビ機能付きのPCはNHKの時報を元にあわせるものが多いですが、高校野球時期などは時報がそもそもありませんし、NTPクライアントはあっても損はないと思います。
以前勤めていた会社のPCでは、駅までの時間である10分進める設定で使っていました。こういう使い方もありかな?
制限・制約
Windows2000/XPではPCの内蔵時計の時間を変更できる権限があるアカウントでご利用ください。Windows VistaではAdrasteiaのショートカットを右クリックして、プロパティから互換性にある「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックをつけておいてください。PCの時間変更にすら管理者権限が必要ってVistaはやりすぎだろう……。Windows Vista/7のスタートアップ時に実行させるにはタスクスケジューラへの登録を行なってください。
なお、NTPサーバーが混んでいたり、休止中だったり、廃止されたりしていると、本ツールの処理がしばらく停止することがあります。空いているNTPサーバーをご利用ください。
チューナーではなくS端子などの入力からキャプチャーする際には注意してください。たいていは入力信号なしの黒い画面からキャプチャーが開始されて無事録画が出来ますが、録画開始の時間に入力信号なしだと判断して録画自体をキャンセルする妙な製品が存在するようです。
動作環境・仕様とダウンロード
ソフトウェア仕様
対応OSWindows95/98/2000/Me/XP/Vista/7
最終更新2009-5-12
Versionversion 1.0.7.16
DownloadDOWNLOAD (size:759KB)
以前のVersionPrevious Versions
種別Freesoftware
紹介して頂いたサイト
履歴
- 2004-3-29 version 1.0.0.0
- 初版公開。
- 2004-4-5 version 1.0.1.3
- NTPサーバーを指定していない場合は起動時に設定画面を開くように変更。
- 起動時チェックのデフォルトをオンに変更。
- 更新間隔の初期値を480分から30分に変更。
- リストにないサーバーを指定したらサーバーリストに追加するように変更。
- トレイのアイコンをクリックすると更新情報を表示するように変更。
- 現在時刻が0分、27~30分、57~59分の場合、同期処理を5分後に行なうように仕様変更。
- 2004-4-5 version 1.0.2.5
- 0分と30分近辺での遅延処理を行なわない設定をデフォルトに変更。
- 遅延処理時の処理方法を変更。
- 休止やスタンバイからの復帰時にも同期処理を行なうよう仕様を変更。
- 2004-9-19 version 1.0.3.7
- トレイのTipHelpに更新設定を表示するようにし、クリックでの情報表示を廃止。これによりWindows9x系でもおそらく使用に問題がなくなると思われる。
- トレイのアイコンクリックで暫定的に「infoseekテレビ番組表」を表示するように仕様を変更。
- 2004-10-12 version 1.0.4.10
- トレイのTipHelp処理をNT系と9x系に分離してWindows95対応に修正。
- 2006-6-21 version 1.0.5.13
- NTPサーバーが空欄のままOKを押すとNTPサーバーリストに空欄が追加されてしまうのを修正。
- 初回起動時に一部のISPは簡易ウィザード形式でNTPサーバーを簡単に指定できるように機能を追加。
- 「0分と30分近辺での同期を行なわない」の仕様を若干変更。
- 2008-4-8 version 1.0.6.14
- トレイのアイコンをクリックした際の動作を選べるように仕様を変更。
- Windows Vistaでは%USERPROFILE%\AppData\Roaming\LostTechnologyに設定を保存するように仕様を変更。
- 2008-4-9 version 1.0.7.15
- 二重起動の防止をするように変更。
- Windows Vistaで表示が消えることがある現象を解消。
- 2009-5-12 version 1.0.7.16
- INI ファイルに"RunOnce=1" を記述することでコマンドラインオプションを使わずに非常駐実行を行なうような処理を追加。
- 基本優先度を変えたいという要望への対応。