OGMをAVIに変換
シークの早いOGM動画ファイルはPCで見るぶんには申し分ないのですが、DVD-Rなどに書き込んだDivX/XviDを再生可能なDVDプレーヤーなどではOGM動画は再生できません。そのような場合など、OGMをAVIに変換したいということもあると思います。ここではOGMファイルをAVIファイルに変換する手順を紹介しましょう。
用意するもの
- VirtualDubMod
- MP3の56kbps制限をなくす(MP3の上限が56kbpsでは困る人)
「VirtualDubMod」は*All_inclusive.zipとフルセットになっているものをダウンロードして、お好みのフォルダに解凍します。
日本語化パッチもありますが、パッチを当てるのは面倒だし、英語のままでも使用する上で問題があるとは思えないのでオリジナルの状態で使うことが前提です。パッチの適用は自己責任ですから、「日本語だとどういう表記?」という質問にはお答え致しかねます。
MP3の上限を56kbpsから320kbpsにするのは上記ページの説明通りに環境を作れば大丈夫です。そうすれば、音声のCODECを選択する際にMPEG Layer-3で高ビットレートの圧縮設定を選ぶことができるようになります。
変換手順
起動して編集したいファイルを開きましょう。OGMファイルのアイコンをドロップしてもよいし、FileからOpen video fileでOGMファイルを開いてもOK。編集したい動画ファイルを開いてください。
次にVideoからDirect stream copyを選択します。OGMからAVIへの変換では映像部を再圧縮なしで行なえるので時間はあまり掛かりません。
音声のほうは再圧縮を行ないます。StreamsからStream listを選びましょう。OGMに収められている音声の一覧が表示されます。AVIファイルに入れたい音声をクリックして選択し、右クリックのメニューでFull processing modeを指定。もう一度右クリックしてCompressionで音声の圧縮に使うCODECを指定しましょう。ここはMPEG Layer-3からお好みのビットレートで。指定したら、Save Waveボタンを押して一度音声をファイルに保存してください。
音声の保存後、一覧にある音声を1つ1つ選択してDisableボタンを押し、すべての音声を無効にします。その後Addボタンを押して、先ほど保存しておいた音声ファイルを読み込んでOKボタンを押してください。
OGMに入っていた音声がMP3などAVIファイルに入れられる種類ならば、音声を再圧縮しなくても大丈夫です。
変換の準備が出来たら、FileからSave asを選びましょう。ここでファイルの種類にAudio-Video Interleaveを選ぶとAVIファイルの出力となります。ファイル名を指定して保存してください。