携帯電話用3GPPファイルを作成する / PSP用mp4を作成する
携帯電話で再生できる動画や、PSPで再生できる動画は無料のツールを使って作成が可能です。ここではその手順を紹介していきます。ここでは動画と記述していますが、MP3など音声ファイルをドロップすると映像なしの音声だけのMP4ファイルができあがります。
用意するもの
- 携帯動画変換君
- PCの環境によっては用意しなければならないツールはこれ1つです。
- Quicktime for Windows 6.5以降
- 有料のQuicktime Proである必要はありませんが、携帯動画変換君はQuickTimeがインストールされていないと期待通りの動作が望めないので、該当バージョンが最初からインストールされているであろうメーカー製PC以外の環境ではダウンロードしてインストールする必要があります。
PSP用の動画ファイルの作成
携帯動画変換君を起動して、機種別設定をPSP設定にします。あとは変換したい動画ファイルを携帯動画変換君にドロップすればPSPで再生可能な動画ファイルの変換が可能です。
PCで録画した番組などを変換したい場合は、「SD-Videoの作成」の「SmartVisionを使わずにSD-Videoを作成」手順を参考にCMカットをして、VOBMergeで1つにまとめたファイルを利用するのがよいかもしれません。PC用にDivX/WMV9/XviDなどで圧縮したAVIファイルがあるのであれば、それを元にするのが手っ取り早いと思います。ただし、その場合は圧縮したものを再圧縮するわけですので、元となるソースから直接圧縮するよりも画質の劣化があるのは仕方ありません。アニメの混在ソースのように120fpsなど、フレームレートを変更しているファイルを変換元に使うと、最初からPSP用に作成しようとした場合と比べて再生のなめらかさも違ってくるので、PSP用のデータも作るのであれば録画した元ファイルを残しておいたほうがよいでしょう。
携帯電話用の動画ファイルを作成
PSPと同様で、機種別設定を選んでから変換した移動がファイルをドロップするだけです。ただし、携帯電話は機種によって再生可能な動画の映像サイズやフレームレート、音声のビットレートなどが異なります。機種によっては携帯動画変換君の付属ファイルに適切な設定がない可能性もあるかもしれません。
これらの設定パラメータは、一部の機種は「SD-Videoの作成」の補足資料にあるSD-Videoのサポート範囲が参考になると思います。各機種の解像度とフレームレートの制限がある程度わかるので。
よくわからない場合は、すでに設定が用意されている機種を使うようにするか、ユーザーの多い機種にして情報を集めやすくするというのもありかもしれません。
N900iは「QCIF高画質15fpsステレオ」の設定で作成したデータは再生できています。900iならばおそらくこのデータの再生は最低限可能なのではないでしょうか?
補足説明
ファイル名は再生したい機種によってルールが異なるので説明書で調べる必要があります。PSPの場合はimpressで紹介されている動画・音声・画像ファイルを“PSP”の所定フォルダへ自動転送「PSPCopy」を使うのが楽かもしれません。
携帯動画変換君の環境を切り替えるのが面倒な人は、設定ごとに別々のフォルダへ携帯動画変換君を入れておくと楽になるのではないかと思います。