N502it
ISD-E7で激しく懲りたので、最初の予定通りNTT DoCoMoの携帯に。携帯電話の中ではNTT DoCoMoは固定電話からの通話料が激安なので、相手にも優しいとの判断もあった。相手に気配りできないようではダメ人間になっちゃいますしね。
※契約時点ではJ-PHONEやauなどはNTT DoCoMoの1.7~1.8倍もする料金だった!
- サイズ(高×幅×厚)
- 93×48×22mm
- 重さ
- 105g
- 連続通話時間
- 130分
- 連続待受時間
- 460時間
- 画面
- 118×128(256色STN液晶)
使用感
N502itは初めて契約したiモード対応機。メール以外にはあまりiモードを使わなかったけど、256色のカラー液晶とメールを読みやすい大画面表示でした。標準の着メロにStay by my sideがあったので結構お気に入りだった。仕事でもプライベートでも内蔵のスケジューラにはかなりお世話になりました。最大100件のスケジュールが登録できます。だいたい100件もあれば実用上十分ですからね。電卓と内蔵のゲームはほとんど使いませんでした。電卓は編集部にいると外出をあまりしないから使う機会があまりなかっただけ。ゲームのほうは面白くなかったという感じです。へぼいゲームでバッテリーを消費するのはバカらしいというのもありましたけど。
メール機能
1パケット(128bytes)/0.3円と安価なパケット通信で行なわれるメールは重宝します。移動中だとパケットの再送が発生して250文字で4円近くかかったりすることもあるようですが……。移動せずに電波状態のよいところで送っているぶんにはだいたい1パケット0.3~0.4円ほど。電車だと、移動中じゃなく、停車中に送るとパケ代を節約できるというわけですね。ほとんどそのようなことを気にしてませんでしたが…。NTT DoCoMoが公表しているメール料金目安の半分ぐらいの値段で済んでました。待ち受け時間なども移動時における想定で計算している当時唯一の移動体事業者だったんで、静止状態でのメール送受信が多かったからの結果かと。auやJ-Phoneは長いメールを売りにしてますが、長いほど送受信に料金がかかるし、個人的には250文字でも十分で問題ありませんでした。それ以上ならば電話した方が時間的に短く済むんで……。まあ、このあたりはNTT DoCoMoのシステムだから機種には関係ないですね。機種の特徴だとN502itはメールを書いている時に残り文字数を表示してくれたので、送信前にだいたいの料金が計算できたのがメリットだったかな。ボタン反応が遅かったり、インライン入力じゃないのが欠点でしたが。
着メロ
不満な点は4和音の着メロを10曲保存できるものの、グループ別の着信音指定やイルミネーション指定ができなかったこと。グループ別に指定できなくても、電話帳のすべての番号に1つ1つ着メロやイルミネーションを指定できれば面倒だけど問題がないのですが……。それぞれ確か20件とか30件までしか指定できなかったので、ちょっと折り畳み型の携帯としては困りました。開かないと相手がわかりにくいわけで。ちなみに、この問題はN503iでは解消されてます。
文字入力
文字の入力はボタンの反応がトロくて、入力ミスがよくありました。でも、「ぁぃぅぇぉ」のような小さな文字はボタンを5回よけいに押さなくても、メールボタンを押すだけで小さくなるのはすっごく便利。入力の手間がかなり減りますから。メールの使い勝手はパケット料で安いというのに加えて、今思うとこの操作性でかなり助かってたといえるでしょう。しかしこれ、N503iでは電話ボタンに変更されているのでよく押し間違えてしまう。
欠点は……
N502itの問題は決定ボタンが遠すぎることでしょう。変換の確定のために指をかなり動かさねばならないので、結構手間となります。それ以外は特に不満もなく、非常に完成度の高い携帯電話でした。本体横にあるサイドボタンで通話音量の調整ができたり、1画面ごとのスクロールできるのは特に便利でしたね。携帯電話だけでなくスケジューラとしても使いましたが……。同時期の機種としてはいけてるほうだったんじゃないでしょうかね。
使用期間
2000年9月1日~2001年3月3日まで。大満足の状態で後継機のN503iへ機種変更。