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カバーがスタンドになるMicrosoft Wedge Mobile Keyboard

(2013/06/13)

今回選んだのは企業向けの簡素なパッケージの「Wedge Mobile Keyboard for Business U7R-00022」であり、個人向けに売られているパッケージ「Wedge Mobile Keyboard U6R-00022」より安くなっています。製品自体は同じものです。

自分はXperia Tablet Zを持ち運ぶことがあるのですが、その際にはMicrosoftから販売されているモバイル用のBluetoothキーボードを使っています。Bluetooth対応端末ならばWindows以外にもAndroidやiOSでも使えます。この「Microsoft Wedge Mobile Keyboard」の特徴はコンパクトながらキーの押しやすさを実現しているところ。そしてキーボードの電源スイッチを兼ねているカバーを折り曲げることでモバイル端末のスタンドとなることでしょう。スマートフォンだけでなくタブレットでもスタンドとして使えます。写真は10インチのXperia Tablet Zを立て掛けたところです。折り曲げる角度は可変でそれなりの力を入れないと曲がらないから、タッチ操作で角度が変わってしまうというようなこともありません。

ただ、キーボードは折り畳むことができず、サイズが大きいのでその点は注意が必要でしょう。なにしろ、キーボードのサイズは101x257x21mmであり、10インチタブレットと同程度の幅がありますから。Xperia Tablet Zの手前に置くと横幅がぴったりという感じですね。10インチクラスのタブレットを携帯するのであれば、邪魔になるというほどのものでもないでしょう。

注意しておきたいのは、右下にあるカーソルキーの小ささ。これは慣れるまで操作ミスをする可能性が高いのですが、折りたためるようなキーボードだとキー配置的にほかのキーでもミスを起こしそうになる製品が多いから、本製品はまだマシなほうかと思います。持ち運ぶためのコンパクトなキーボードとしては、個人的にかなり満足でした。

写真で見る仕様

キーボードカバーは使わない時は必ず取り付けたほうがよいでしょう。カバーの装着状態がキーボードの電源と連動しているためです。カバーをつけると電源が切れます。本体裏は単4電池を入れる部分があるため、キーボードは水平でなく、そのの角度も固定です。個人的にはタイプしやすい角度だったので問題ありませんでした。電池が入る部分は、キーボードを使用する状態にした場合の向きで右側がBluetoothのペアリングボタン、左側が電池を入れる部分となります。電源は単4電池2本です。約半年ほどは使えるので頻繁に電池を入れ替えるというものでもありません。使いたい時にバッテリー切れという場合でも電池を交換すればすぐに使えるわけで、バッテリー内蔵で充電して使う製品より楽なんじゃないでしょうか。eneloopならばコスト面でも問題ないですしね。

キーボードカバーが中央部分から折り曲げて、スマートフォンやタブレットのスタンドとして使えます。折り曲げる向きはどちらでも構いません。使用する端末に合うほうに折り曲げて使うとよいでしょう。角度は好みに合わせて可変で自由に調節ができます。

キーボードの配列はカーソルキーと最上部のキーサイズが特殊だけど、主要なキーはコンパクトサイズにしては大きめでタイプミスも少なくて済むはず。普段自分はデスクトップPCでMicrosoft Wired Keyboard 600を使っていますが、若干キーの間隔が違うけどすぐ慣れてどちらを使っていても問題なくなりました。ちなみに7キーの上にはLEDがあってキーボードの電源状態を知ることができます。

7~10インチクラスのタブレット端末に本製品を組み合わせれば、文字の入力効率がかなり向上してPC的な使い方ができて便利です。特にAndroid4.0以降の端末の場合はBluetoothのキーボードだけでなくBluetoothのマウスも使えるので、マウスとキーボードで端末の操作ができてしまいます。作業スペースが確保できることがわかっているならば、キーボードとマウスもタブレット端末と一緒に携帯しておくと快適です。