Logicool Media Keyboard K200
(2012/08/04)
タイプしやすいテンキー付きのフルキーボードを探していたのですが、何気なく行った店で触ってみて打ちやすそうな感触のものを発見です。Logicoolの「Media Keyboard K200」で、さっそく購入してみました。USBケーブル接続の112キー配列な薄型キーボード。Media&Internetコントロールのキーも付いていて、直販サイトで1280円ほど、Amazonだと900円ほどという安価なのも魅力かと思われます。
このキーボードが特殊なのは右側のWinキーがないということ。そのぶん右のCtrl ㊨キーとAppキーが大きくなっています。まあ、自分は右側のWinキーは使用頻度が高くなかったので特に気になりませんが、片手でWindows7のショートカットキーであるWinキー+↑キーなどを使いたい人にとっては使いにくいかもしれません。Media&Internetのコントロールは、ファンクションキーの上にPlay/PauseMuteVolume DownVolume Upブラウザメールスリープ電卓が用意されています。これらのキーはドライバインストール不要で使えるお手軽さも魅力のひとつ。また、本製品は耐水設計で最大60mlの液体まで耐えられるようになっているようです。
打ちやすくて理想のキーボードを手に入れたと思って喜んでいたのですが、罠がありました。普通の人は大丈夫だと思いますが、自分はレジストリをいじってCaps LockキーにCtrl ㊧キーを割り当てているんですよね。古くからPCを使っている人ならば、自分みたいにキーの入れ替えか上書き割り当てをしている人もいるんじゃないかと思います。ここで問題が起こってしまいました。
最初は原因がわからずに悩んだのですが、Ctrl ㊧ (Caps Lock)キー+Shift ㊧キー+Vキーのショートカットが効かなかったのです。AdobeのInDesignでよく使うし、Google Chromeでもよく使う組み合わせ。レジストリをいじらずに使うならばこのショートカットキーは効くのですが、Ctrl ㊧キーにしたCaps Lockキーを使うとショートカットキーが働かないんですよね。Ctrl ㊧ (Caps Lock)キー+Shift ㊧キー+Tキーなどは大丈夫なので、全部がダメというわけではなくて特定のキーだけダメという状態。Caps Lockキーはハード的にキーの同時押しに何らかの制約があるようです。まあ、レジストリをいじったりしてキーボードカスタマイズをしない人にとっては問題ない話であることは間違いありません。
おそらく普通に使うぶんにはタイプがしやすくて使いやすいキーボードだと思うのですが、キーボードカスタマイズを行なう人にとっては少々残念な製品という感じです。うーん、Caps LockキーにCtrl ㊧キーを割り当てているだけで入れ替えていないから、問題がある組み合わせの時だけCtrl ㊧キーかCtrl ㊨キーを押せばいいかな……と妥協。たぶん、またタイプしやすいキーボードを見つけたら、それに買い換えてしまいそうだけどね。
ちなみに、キーボードを同時押しした場合に、このキーボードは繰り返し入力になります。例えばAキーとSキーを押しっぱなしにした場合は、入力結果はASASASASASです。ASSSSSSSSSとはならないので、ゲーム用途にも悪くないかもしれません。ただし、これは仕様で謳っていないので製造ロットによって結果が異なる可能性がありますけどね。