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ヒートシャットクールシェード

(2012/07/13)

うちはすべての部屋が南側に面しているので、夏場はかなり室温が上がって困っている状態でした。遮光性のカーテンで窓際である程度の熱線はカットしてはいたのですが、部屋の中に熱が入ってしまっては手遅れというもの。それでも、北側の玄関を開けておくと風がよく通って、窓際にできる熱だまりは無風状態の時ぐらいという感じでした。まあ、自分は暑さに耐性があるのか、意外と耐えられるんですよね。基本的に扇風機だけを使い、冷房はPCのハードディスク温度がやばくなったときにだけ使う方針でいいだろうという生活が結構長く続いていたりします。

しかし、外出先から家に戻ると部屋が暑い状態は少し改善したほうがよいのではないかと思うようになり、やはり窓の外側で熱線をカットしようと決意。伝統的な「すだれ」か「よしず」にすることも考えましたが、特殊な断熱シートを投入してみました。約10度の温度上昇を防げるとか謳っています。まあ、こういう表現は誇大表示ってケースが多いから自分は半分程度に考えるわけですが、実際どれぐらい効果があるのかなと気になってしまったわけです。

ちなみに、よしずはたぶん住んでいるマンション管理組合の規約上NGと判断されそうだったので最初に選択肢から外れました。まあ、自分は理事をやっているので、理事会で聞いてみてもよいのかもしれないけど、それはそれで理事会の時間が延びて面倒だしなぁ……。

取り付け

すだれ用のフックをいくつか用意します。フックの数を増やせば、フックひとつあたりの負荷が減るので重いものにも対応できるようになるわけですが、このシェードは軽いので2個だけで十分かな。とりあえず2個入りのを購入です。窓枠にネジで押さえつけて固定するフックが売られているので、たいていの場合は工事などは不要で簡単にフックを取り付けられます。シンプルなものならば100円ショップでも売られているので、フックにコストはそれほどかかりません。

窓枠の端にフックを取り付けて、シェードの幅よりも狭くなるように合わせてもう片方を取り付けます。シェード側のフックは強風で煽られると動いてしまうため、ギリギリの場所にフックがあると外れてしまうからです。どれぐらい余裕を持たせるかは試行錯誤していくしかありません。

窓枠にフックを取り付けたら、シェードをつり下げれば設置自体は完了なので、おそらく作業時間は15分もかからないでしょう。ただ、つり下げているだけでは風に煽られて結構動いてしまうため、シェードに付属するフックを下側にも取り付けて、重しを取り付けたほうがよいでしょう。重しには水を入れたペットボトルを使ってみました。

どれぐらいの重さがよいのかわからないので、まずは500mlのペットボトルでテストです。フックへの繋ぎは、ちょうどよい感じだったのでネックストラップを利用しました。ストラップがペットボトルに割といい感じでハマったからです。結果としては失敗。500mlのペットボトルではそれほど強くない風でも動いてしまい、予定の範囲内に固定できませんでした。2lのならば強風がなければ今のところ大丈夫という感じですね。2lのが動くほどの強風となったら、仕様を見た感じたいていのフックは保たないからシェードを外さないといけないので、固定方法がお手軽なのは2lのペットボトルかなと思われます。

運用してみた感じは……

使ってみると日差しはカットしてくれるし、風も結構通るので快適です。うちの場合は室温も体感できる程度に下がりました。なかなかよさそうに思えたのですが、ちょうどこれを書いているときに強風が吹き荒れ、窓枠の上側で固定していたフックが外れました。ペットボトルの重りのおかげで飛んでいくようなことはなかったものの、やはり強風時には収納しなければならないことが明白となったので対策が必要かなと……。毎日風速のチェックをするようにしなくちゃ。おそらく風速4m以上は厳しそうです。「天気予報コム for Windows」でデスクトップに天気と風速を表示しているので、在宅時にはそれを定期的にチェックしなくちゃ。

外出時は風速がどうなるかわからないから収納しておいたほうがよいわけで、風の強い日には外出先から戻ったときに部屋が暑いってことになりそう。ちなみに、tenki.jpで住んでいる市町村の風速予想を翌日まで見ることができるので、その風速情報を利用して収納するかの判断はできます。

そんなわけで、強風時の対策が問題となるので、風通しがよすぎる場所に住んでいる人にはあまり向かない製品かも。ちなみに、今回試したのは屋外用のスクリーンタイプ。室内用のも売られています。ただ、室内用のはすでに断熱カーテンや遮光カーテンをつかっていると、取り付けるメリットを感じられないんですよね。