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裸族のお立ち台 USB3.0 IDEプラス

(2012/05/21)

結構PCから取り外したHDDが増えてきていた時に購入していたのが「CROISU3」です。裸族のお立ち台という名称の通りで、むき出しのままHDDをUSB接続して使ってしまおうという製品。ホコリや静電気に弱いHDDをむき出しで使うわけで、長時間使うための製品ではありません。なのでUSB3.0である必要はなかったのですが、まあ、時期的に対応していたというわけですね。部屋の方隅には、古いHDDが積まれているので、IDEのHDDにも対応しているというのが個人的には大きなポイントでした。

製品としてはUSB変換のチップが内蔵されたクレードルとなっているシンプルな作りの製品。SATAデバイスを差し込むスロットがあるだけです。3.5インチだとカバーを押し下げることになりますが、2.5インチだと切り込みがあるのでそのまま取り付けとなりますね。気になるのは、しっかり取り付けがで来たのか確認することができないこと。HDDを5台試してみましたが、どれもカチッとハマる感触がないので、取り付けがうまくいったのか確認が困難だといえます。逆に取り外しは、取り外し用のボタンがあるのにやたらと固くて外れないことがありました……。取り外しが困難だったのは特定の1台だけだったなので、HDD側の工作精度の問題かなと判断してますけれど。電源を入れたままのデバイス交換(ホットスワップ)には対応していないので、交換時は切り離しが必須です。

クレードルのカバーを外すと、IDEのケーブルが収納されています。これをクレードル下部のIDE端子に繋ぐことで、IDEのデバイスも接続することが可能です。まあ、SATAとIDEの同時接続はNGなので、接続はどっちか片方となる仕様。PCのケースを開けてのHDD取り付けに比べればずいぶん楽なので、本製品があるとかなり便利だといえます。

PCを破棄したとか、外付けHDDがケースのUSB変換チップが死亡したとかでHDDを抱えているという自分みたいな人には非常に有用な製品であることは間違いありませんね。特に自分の場合は、HDDは最長で2年使ったらデータを残して新しいHDDに交換していたというのがありますし。新しいHDDにボリュームコピーして、データはバックアップとして消さずにHDDだけ保存というのを10年以上繰り返していたので、使っていないHDDは結構な数があるんですよね。データの保全を優先した運用をしていた自分には、神アイテムって感じでした。自分の場合は、すぐに使うという緊急性がなかったので、この製品を購入後1年ぐらい眠らせていた気がするけれど(笑)。それから、自分は眠っているHDDの関係でIDEも必要ということでこの製品をチョイスしたわけですが、最近のHDDだけでいいやとSATAに絞り込めば当然もっと安く済むことにご注意くださいな。用途に合わせて選びましょう。

なお、3TB以上のHDDを正しく処理できないロットの製品もあるので、その場合は2TBまでのHDDを取り付けた状態でPCに接続してファームウェアのアップデートを行なう必要があります。