手を離したら節電するマウス BSMBUE07
(2012/05/20)
今回選んだのは有線のマウスですが、同様の節電仕様で無線の「BSMBWE07」も販売されています。ケーブルがない無線がよいという人はそちらを選ぶのがよいでしょう。
節電をしたいという人が増えてきている中で発売された最大80%節電できるマウス「BSMBUE07」を購入してみました。使っていたマウスが壊れた時に備えて用意していた予備のマウスを、フィット感がイマイチと思いながらもしばらく補充をせずにそのまま使っていたのです。そんな時に節電できると銘打った製品が発売されたら気になりますよね。そう高いものじゃないので、時間が空いたときに常用するマウスとして使うべく購入してみました。2011年11月末に発売されたのですが、仕事やマンション管理組合のスケジュールの都合で購入に数カ月遅れ、購入後もしばらく仕事でハマっていて実戦投入が遅れてしまったという……。
節電するマウスの最大の特徴は、マウスから手を離すとマウスを省電力モードへ移行するというものです。USBバスパワーで動作する機器は元々消費電力が少ないとはいえ、節約できるのであれば節約するに越したことはありません。内蔵のタッチセンサーで省電力モードへ切り替えると説明されていたので、タッチしてからどれぐらいで復帰するのかが気になっていました。ところがこれ、タッチする必要がないんですよね。マウスの上15~20mmぐらいの所に手を持っていくと省電力モードから復帰するので、マウスを触る頃には即反応してくれます。それどころか、センサーで手を検知して省電力モードから復帰すると、マウスカーソルを動かさなくてもPC側のディスプレイも省電力モードから復帰しちゃうんです。これ、地味ながら結構便利かも。ディスプレイを復帰させるためにカーソルを動かすという手間が省けますからね。また、カーソルを動かさなくても復帰するのであれば、ディスプレイをスタンバイモードにするときにはマウスカーソルを特定の位置に置くようにしておけば、復帰後にマウスカーソルを探さなくてもよくなるというメリットがあるわけです。多少のデメリットがあるのではないかと思っていただけに、これは嬉しい製品仕様。節電という恩恵を受けながら快適に使えるのはステキです。
ほかの仕様は、感度が1000dpiで反応が機敏だし、光学センサーがBlue LEDでガラステーブルや布の上でも普通に使えるし、一般的なマウスと比べても使い勝手はよいほうじゃないかと思いますね。何よりOS側が標準でドライバを持っているから、5ボタンマウスといってもUSBに差し込むだけですぐに使えるというのが嬉しいかな。マウス左側にある2つのボタンが、ブラウザやエクスプローラー、Windows Media Player、Windows フォトビューアーなどで進む/戻るのボタンとして機能するも便利。まあ、サイドボタンはMacでは機能しませんけれど。
マウス本体のカラーも、グリーン、シルバー、ホワイト、ブラック、ブルー、レッドと6種類あるので、好みのが選べるのもよい点かもしれません。自分はマウスは軽いほうが好みなので、無線という選択肢は個人的になかったのですが、単4電池2本と軽めで無線仕様の製品が用意されているのもよいんじゃないでしょうか。単3電池の製品は重いけれど、節電仕様ならば単4電池で重さを軽くしても不満を感じないほどの期間はバッテリー持ちますもんね。
単4電池採用で軽くなっても無線を自分が選ばないのは、Bluetoothじゃなかったからです。無線LANとBluetoothで混雑している2.4GHzの周波数帯に、マウスだけのために新たに帯域を割り当てて無線LANとBluetoothの速度と安定性を犠牲にする気にはなれないんですよね。Bluetoothならば無線のほうを選択していた可能性があったかもしれません。
まあ、使い勝手が良好で節電機能があるのだから、現段階ではこのマウスを選んで損をすることはないと思います。これよりも節電できる製品が出てきたら、そちらを検討という感じでよいのではないでしょうか。