twitter ■お問い合わせ当サイトへのリンクサイト仕様

現在位置 > LostTechnology > 使用感 > VALUESTAR G TypeC ハードまわり

VALUESTAR G TypeC ハードまわり

気になる省スペース水冷PCであるVALUESTAR G Type Cのケース内部などをチェックしてみましょう。端子なども購入を検討している人は要チェックです。

気になる開口部

省スペースでの冷却にはかなりの苦労のあとが見受けられます。まずなによりも大きな特徴が、本体ケースに開口部が多いということでしょう。以下の写真をご覧ください。

本体左側の通気口。 本体右側ハードディスク用の通気口。 水冷ユニットの放熱用排気口。

これだけの部分が冷却のために開放されています。いうまでもなく、動作音を消すには開口部が少ないほうがよいわけで、これでもかなりギリギリの熱設計となっていると思われます。開口部の多さのため、内部の動作音は漏れやすいケースだといえるでしょう。とはいえ、聞こえてくる音はハードディスクのアクセス音やDVDドライブの風切り音が圧倒的でPC内部の音はそれほどでもありません。ラジエーターの動作音が規則正しく聞こえてくるぐらいです。

ビデオカードとメモリ

ビデオカードとメモリ部分。ケース下部にビデオカード(LowProfileのみ対応)とメモリが配置されているレイアウトです。画像の左下がビデオカード、右下がメモリ。中央に見えているのがチューナーカードですね。右のほうに見えているのがCPUの冷却系。まずまずメンテナンス性はよいので、ビデオカードとメモリカスタマイズして注文する時に、あとで自前で用意して拡張するというのも考慮してよいと思います。簡単に増設できそうです。ただ、後述する本体背面のD-Sub15pinのアナログRGB端子は、ビデオカードを搭載しない場合のみ有効な端子で、何かビデオカードを挿していると使えません。内蔵ビデオ機能使用時の専用端子です。

本体背面

TypeC背面。本体背面のコネクタを見ると、意外に端子が多いことがわかるのではないでしょうか。最下部にビデオカードのDVI出力、その上にIEEE1394(i.LINK)の4pin端子、写真で白いケーブルが繋がっているのがLAN、その上がUSB2.0で5ポートあり。さらにその上にマウスとキーボードの端子、内蔵ビデオ使用時のアナログRGB端子、オーディオの光出力、オーディオコネクタとなっています。右側のほうは、チューナー関連で、下からS端子、映像入力、左右の音声入力、アンテナ端子です。きれいにまとまっています。カスタマイズによっては、本体前面にもIEEE1394(4pin)とUSB2.0が2ポート、PCカード、SDカード/メモリースティックの端子をチョイス可能。このオプションは5000円しないので、デジカメの普及率などを考えると選んでおくことを推奨でしょうかね。

個人的な所感を述べると、IEEE1394(i.LINK)が前面も背面も4pinという部分が残念ことかな。PC向け機器で6pinのハードディスクが結構あるわけで、せめてどちらかは6pinのほうがよかったんじゃないかと愚考します。また、S-ATAは外付けでも製品が提供できるわけですから、将来的な拡張性を考慮すれば本体背面にはS-ATAのコネクタがあったほうがよかったと思うんですよね。まあ、現時点ではS-ATAの外付けハードディスクとかはほとんどないから、外付けはUSBのみ考慮でも大丈夫ですけれど。S-ATAのコネクタは、長期的な視点から見るとやや惜しいかなという部分ですね。

リモコン

本機のリモコンと、USB接続のリモコン受信ユニットを写真でご覧ください。リモコンの操作だけでテレビやDVD、ハードディスク内の映像や音楽を試聴できます。まあ、最近のPCでは当たり前の機能ですね。テレビチューナー機能付きで注文しているのであれば、Wチューナーだから録画しつつ別の番組を試聴することができるので意外と便利。

本体とセットでのみ注文できるNECのディスプレイF20W11-Gは、右下にリモコンの受信部分があり、本機に添付されているリモコン受信ユニットの代わりに利用できます。テレビへ向かってリモコンを向けるというのが自然な操作なので、ディスプレイも買い換えたいという人はNEC製のを組み合わせたほうが便利かも。ただし、全部のNECのディスプレイがリモコンの受信部を備えているわけではないので気をつけてください。

なお、プリインストールされているワンタッチスタートボタンのユーティリティーを、NECのキーボードは使わないからとアンインストールしてしまうとリモコンの操作が正常に行なえなくなることに注意が必要です。

DVDドライブ

横幅が狭いスリムPCでは当然ですが、DVDドライブへCDやDVDを挿入するときには縦となります。メディアを落とさないように手前下に引っかける感じでセットする感じです。また、ドライブのフロントカバーのためにドライブのイジェクトボタンは結構奥まで押さないといけないので、慣れるまでは意図したとおりにドライブが開いてくれない可能性がありますね。

本体前面端子

本体前面にはUSB2.0が2つ、IEEE1394(i.LINK)の4pinが1つ、トリプルメモリースロット(SDカード、メモリースティック、xDピクチャーカード対応)とPCカードスロット(ExpressCard/54&34対応)があり、一通り対応しているので不便を感じることはないでしょう。