AD-EMPZ
発売時点における世界最小・最軽量MP3プレーヤーらしい。最小はともかく、最軽量という言葉には弱い人もいるのではないでしょうか。自分なんか該当しちゃってます(笑)。直径42mmの円形状で厚さは最厚部で10mmというペンダント型のポータブルプレーヤー。もっと薄く見えますが。これの256MB版を手にしたので、その使用感をお伝えします。まずは使ってみた感じのメリットを。
- USB(1.1)ストレージクラスでPCからMP3ファイルをコピーするだけで転送完了
- USBにつなぐだけで充電可能
- わずか15gという超軽量
- VBR対応で8~320kbpsまでサポート
- フォルダ階層に制限なし
- 8時間連続再生(個体差かもしれませんが、テストしたところカタログスペックを大幅に超える9時間強いけました)
- MP3以外のファイルはスキップされるのでデータの持ち運びも可能
逆にデメリットはというと結構痛いところがあったりする……。
- 順次再生のみでランダム再生なし(128MBならそれでよいかもしれないが256MB版だと痛い)
- 充電とイヤホンが同じ端子で充電中には再生できない
- 端子がΦ2.5mmのステレオミニミニプラグ(SONY的表現ではステレオ極ミニプラグ)
256MB版だと4時間ほどの曲を入れておけるし、"Simple is best!"という人にはお奨めですが、機能性を求める人は様子見をしたほうがよいでしょう。再生がランダムなしで、ファイル名でソートされての再生のみというのが困りものだし、USB1.1というのも速度的に不満を感じる人が多いんじゃないかと思われます。
個人的には出力端子がΦ2.5mmのステレオミニミニジャックであることに絶望を感じました。携帯電話とポータブルプレーヤーを共存させるために、イヤホンターミナルを使っているんですが、当然そちらはポータブルプレーヤーの標準的なΦ3.5mmのステレオミニ。変換ケーブル(Φ2.5mmオス→Φ3.5mmメス)が同梱されているものの、逆の(Φ2.5mm→Φ3.5mm)がなくてはイヤホンターミナルは利用できず……。メーカーが想定しているネックレスタイプイヤホンを利用しなければ大丈夫なんですけどね。Φ2.5mm→Φ3.5mmと変換する製品が見つからないので友人に聞いてみたら、ネットショップで500円(+送料900円)であることを教えてもらった。送料のほうが高いし、ずいぶんな出費に……。どうしたものか……。