PCの節電情報
2011年、東日本大震災により電力不足が懸念されています。今回はPCの節電情報です。電力の供給力が不足しているのは、ピーク時となる9時~18時であるため、ピーク時間帯を避けてノートPCの充電を行なうピークシフト機能を追加するツールのダウンロードページを紹介します。もちろん、各社から公開されている消費電力を減らす方法や情報へのリンクも用意しておくので、消費電力自体を減らすことも考えましょう。
節電のためにできること
基本はこまめに電源を落とすということですが、やり過ぎると使い勝手が悪くなってしまいます。ノートPCだと出荷時から省電力のための機能があるのでピークシフトを考慮するだけでよいかもしれません。デスクトップの場合には、まず「Granolaを使って節電」することを検討してみましょう。一般的な作業であれば、使い勝手をほとんど変えることなく節電をすることができます。
- Microsoft提供の情報
- Windows PC 節電策のページで「Windows PC 自動節電プログラム」を公開中です。これを使うと消費電力を抑えるように電源オプションが以下の表のように設定されます。Microsoftの見込みでは、約3割ほどの節電が可能なようです。
電源設定 最小の電源管理(Windows XP)
省電力(Windows Vista/7)モニタの電源を切る 5分後 ハードディスクの電源の切る 10分後 システム スタンバイ(Windows XP)
スリープ(Windows Vista/7)15分後 - また、実験結果からスリープとシャットダウンを使い分ける時間的目安も掲載されています。以下の表の時間よりもPCを使わない時間が長い場合はシャットダウンしたほうが節電となるそうです。
Windows 7 Desktop 約1時間40分 Windows Vista Desktop 約1時間20分 Windows XP Desktop 約1時間45分 Windows 7 Note 約1時間50分 Windows Vista Note 約1時間30分 Windows XP Note 約40分 - ディスプレイの輝度を下げることでも節電ができます。Windows PC 消費電力検証結果レポートには。ほかにも情報が掲載されているので、時間があるときに一度ご覧になってはいかがでしょう?
- Appleの情報
- 特に節電について情報が追加されてはいませんが、「省エネルギー」パネルの説明を参照して省電力となる設定を行なうことが可能です。Microsoftの情報を参考に設定を変えるのがよいんじゃないかと思います。
ピークシフト関連
ちょっと調べた際に見かけたピークシフト機能を提供している各社のサイトへのリンクです。
- lenovo
- ピークシフト機能をサポートしたものが公開されています。省電力マネージャー(Windows XP用とWindows 7/Vista用)がありました。
- NEC
- 2008年春モデル以降のノートPCに対応したピークシフト設定ツールがあります。
- Panasonic
- ピークシフト制御ユーティリティと電源設定(最小)適用ユーティリティ(Windows XP)が公開されています。
- 富士通
- 「ピークシフト設定」および「パソコン節電設定」ユーティリティが公開されています。