ショートカットキーでアプリケーションを実行する
(2013/1/3)
Windowsのショートカットアイコンのプロパティーを見るとショートカットキーという項目があることはご存知かと思います。デスクトップに作成したショートカットファイルは、プロパティで指定したショートカットキーを押すことでキーボードから素早く起動することが可能です。
しかし、デスクトップ上に多くのアイコンを並べるのは避けたいもの。Windows7からの新機能であるタスクバーへのアプリケーション登録をすると、アイコンを右クリックしてプロパティーからショートカットキーを指定してキーボードから起動することができます。とはいえ、これもあまり多く登録するというのはよくありません。なお、タスクバーに登録しているアプリケーションの左から10個は、Winキー+フルキー側(テンキー側不可)の1~0キーで起動できます。興味のある方は便利なショートカットキー一覧を参照してください。
スタートメニューに登録してショートカットキーで起動する
実はスタートメニュー内にあるショートカットも、キーボードから起動できるようにWindowsは認識しています。そのため、スタートメニュー内にキーボードショートカット専用のフォルダを作成して、そこにまとめてショートカットキーで起動したいアプリケーションなどのショートカットを登録しておくと邪魔になりません。
例としてディスプレイをオフにして省電力モードにするショートカットと、Windowsを再起動するショートカットとWindowsをシャットダウンするショートカットを作成してみます。自分はD:¥Utility¥consoleにコマンドライン関係を入れているので、そこにJScriptとバッチファイルを置きます。用意したのは以下のファイルです。VBScriptじゃなくあえてJScriptというのは気にしないでくださいな。
new ActiveXObject("Excel.Application").ExecuteExcel4Macro('CALL("user32","SendMessageA","JJJJJ",-1,274,61808,2)');
スタートメニューに登録するため、スタートボタンを押してすべてのプログラム上で右クリックし、自分だけで使うならば開くを、PCを使用する人全員ならば開く - All Usersを選択します。プログラムフォルダを開いて、右クリックメニューの新規作成からフォルダーを選んでショートカット用のフォルダを作成しましょう。自分はショートカットという名前で作成しました。
キーボードからサクッと起動したいアプリケーションなどのアイコンをスタートメニュー内に作成したフォルダへマウスの右ボタンを押しながらD&Dしてショートカットをここに作成を選ぶか、Altキーを押しつつマウスの左ボタンを押しながらD&Dして起動したいファイルのショートカットを作成してください。今回はDisplayOff.jsですね。作成したショートカットを右クリックしてプロパティを開き、ショートカットタブにあるショートカットキーをクリックして起動に使うキーを指定します。DisplayOff.jsはディスプレイのオフであるため、Ctrlキー+Shiftキー+Dキーにしました。これで離席時にCtrlキー+Shiftキー+Dキーを押せば素早くディスプレイをオフにして省電力モードに移行させられます。節電と電気料金の削減になるのがよいですね。
このようにスタートメニュー内にショートカットキーを設定したショートカットを入れておくことで、キーボード操作でいろいろとアプリケーションを起動できて便利になります。例ではJScriptとバッチファイルですが、普通のアプリケーションを指定することも可能です。キーボード操作が主体の人は設定しておくと便利になるのではないでしょうか?
同様にWindowsの再起動とシャットダウンを用意しておくのもよいかもしれないので、サンプルのバッチファイルを掲載しておきます。
@echo off shutdown -r -t 0
@echo off shutdown -s -t 0
これをCtrlキー+Shiftキー+Rキーでリブート、Ctrlキー+Shiftキー+Sキーでシャットダウンというように設定しておくと便利かもしれません。あとは頻繁に使うアプリケーションのショートカットを用意しておくと作業効率が向上するはずです。ただし、作成するショートカットによってはUACに邪魔されるかもしれません。その場合は利便性とセキュリティーを考慮して判断しましょう。