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古いNASに対応させる設定

Windows Vistaからはセキュリティーの強化に伴い、初期設定では古いNAS(LAN接続のHDD)へ接続できなくなっています。まあ、その頃の製品だと容量は250GBもないものばかりなので、セキュリティーを落としてまで接続するよりも買い換えたほうが安全ですし、容量あたりの消費電力でもお得だと思います。でも、プライベートではそのような判断でよくても、会社だとそうはいかないこともあるでしょう。そのような場合はレジストリエディタを起動し、レジストリを変更して対応します。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Lsa
LmCompatibilityLevel=dword:0x0000003

Windows7ではこの設定のレジストリ初期値は(存在しないものの)3となっているのですが、Windows XPではセキュリティーよりも互換性を優先してLmCompatibilityLevelは0となっていました。そのため、このレジストリの値を0にすることでWindows XPと同様の動作を期待することができます。とはいっても、せっかくOS側がセキュリティーを向上させているのに、セキュリティーを落として使うのは好ましい状態とはいえません。

参考までに記しておきますと、うちの環境ではごく初期の頃のNASへもLmCompatibilityLevel=2で接続して普通に使えました。セキュリティーレベルを最低の0まで落として接続の問題を解決という対処法を掲載しているWebサイトもありますが、個人的にはまずは2で試して、それでもダメならば1にしてみて、0は最後の手段だと考えてほしいところですね。一応、簡単に設定を変更できるようにダブルクリックでレジストリ設定を書き換えられる登録エントリを用意しておきました。ただし、UACが働いて変更を許可するか問われますので、はいを押して登録してください。

Microsoftの技術情報ページは設定の詳細説明が英語の文書ですが、参考資料として以下にリンクしておきます。