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休止モードを無効化する

(2013/1/19)

Windowsの終了時に休止モードを選ぶと次回起動時に素早く作業を再開できるので便利といえば便利です。ところが、最近は状況が変わってきて無効化したいケースが増えたんじゃないかという気がします。

休止状態に入るときには、メモリ上のデータはhiberfil.sysに書き込まれます。そしてhiberfil.sysはシステムドライブから別のドライブへ変更することができません。移動できないのはOSの起動初期に読み込まれるためです。そのような理由では仕方がありませんね。さて、休止状態を使用する際に以下のようなケースで問題が考えられます。

SSDを使っていると容量と耐久性の面で休止モードを使いたくないと思う人もいるだろうし、メモリを16GBなど搭載していると時間がかかるからディスク上にそんなに書き込みたくないと思うかもしれません。

休止モードを無効化しても、スリープモードは利用することができます。休止状態を併用するハイブリッドスリープは使えませんが、短時間の離席はスリープ、長時間時はシャットダウンというのであれば問題ないという考え方もあるわけです。SSDならばOSの起動も早いから節電のために完全に電源を落したほうがよいかもしれません。まあ、テレビ録画の予約などでシャットダウンしてしまうと困るケースもあるでしょうけれど……。

コマンドラインから設定変更

スタートメニューを開き、プログラムとファイルの検索cmdと入力します。プログラム欄にcmdが表示されるので、それを右クリックして管理者として実行を選んでください。ユーザーアカウント管理の問い合わせが表示されるので、はいを押して管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。以下のコマンドを実行しましょう。

powercfg -hibernate off

これでhiberfil.sysへの書き込みは行なわれなくなり、休止モードも無効化されます。再び有効化したい場合には以下のコマンドを実行します。

powercfg -hibernate on

例では-hibernateとフルに記述していますが、-hと先頭の1文字に省略することも可能です。このpowercfgコマンドは電源関係のさまざまな機能を扱えるので、以下のコマンドを実行して一度ヘルプを読んでみるのも悪くないでしょう。

powercfg -?

なお、ノートPCの場合は休止状態を無効化しないほうがよいと思われます。なぜならば、バッテリー残量が少なくなると自動的に休止状態となって作業中のデータを保護する動作が行なえなくなるためです。