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リンク元を隠す

リンクしていることを知られたくないという人もいるようで、クッションページを用意していったん別のアドレスへ飛ばしてから目的のサイトのページへ飛んでもらうというリンク手法があります。2ちゃんねるで使われているime.nuなどのほかにも、ご自由にお使いくださいとクッションページのサービスを提供しているサイトもあるようですね。でも、そのようなリンク方法は閲覧する側にとっては不便であることはいうまでもありません。クリックするだけで目的のサイトへ直接飛べたほうが楽なのですから。そういうわけで、リンク元を隠しつつクリックするだけで目的のページへ飛べるリンク方法を紹介します。

サイトの管理者にとってはアクセス元の傾向からサイトの方向性を決めたいということもあるでしょうし、リンク元を隠したリンク手法が流行ると困るかもしれませんが、リンクにいちいち連絡を要求するサイトが多いのでリンク元を隠すリンク手法への需要が発生するのは仕方がないことなのかも……。

残念ながら2007年1月にGoogleの仕様が変わってしまい、直接リンク先へ飛ぶリダイレクトではなく、クリックが必要なクッションページになってしまいました。むやみやたらと広告が掲載されているようなクッションページではないのが同様のサービスと比べての救いという感じです。FUNさん素早い報告ありがとうございます。

実はGoogleが使えたりする

通常リンクをする際には<a href="http://www.losttechnology.jp/Tips/accessinfo.html">というような記述をするわけですが、ここで目的のアドレスの前にhttp://www.google.com/url?sa=D&amp;q=を付加してください。例えば、http://www.google.com/url?sa=D&amp;q=http://www.losttechnology.jp/Tips/accessinfo.htmlでリンク元を確認してみましょう。このページのアドレス(http://www.losttechnology.jp/Tips/uriredirect.html)ではなく、アドレスの直接入力で移動してきたかのように見えるnone(Internet Explorer 6/7)かGoogleの転送アドレスが表示されます(Firefox)Googleの転送アドレスが表示されます。なんらかの事情でリンク元を隠してリンクしたいという場合に使ってみてください。

転送方法の解析

Googleがどのようにして転送しているのかを調べてみたところ、JavaScriptで転送させるようになっていました。JavaScriptが無効のブラウザには、META要素のrefreshを利用しての転送となります。以下が上記テストページへ飛ぶ際に読み込まれたHTMLファイルです。

<HTML><HEAD>
<meta http-equiv="content-type" content="text/html;charset=utf-8">
<TITLE>Redirecting</TITLE>
<META HTTP-EQUIV="refresh" content="1; url=http://www.losttechnology.jp/Tips/accessinfo.html">
</HEAD>
<BODY onLoad="location.replace('http://www.losttechnology.jp/Tips/accessinfo.html')">
Redirecting you to http://www.losttechnology.jp/Tips/accessinfo.html</BODY></HTML>

というわけで、Googleはこのようなサービスも提供していたのでした。でも、この方法はむやみに使わないほうがWebの今後のためによいと思います。どうしても必要となった際にのみ使うようにしましょう。