LANから見えない共有フォルダを作る
Windows XP
共有フォルダを作っておくとLAN内でデータのやり取りをするのが便利です。しかし、あまり見られたくないようなファイルが入っているフォルダを共有フォルダにするのはためらってしまいますよね。そのような場合には、LAN内のほかのPCのマイネットワーク上に表示されない共有フォルダを作成しておきましょう。
特殊な共有名にする
フォルダを共有するときに決める共有名の末尾に、半角で$を付け足してください。共有名はなんでも構いません。共有名の末尾の$が隠すための識別になっていますので。ここでは、PCV-RZ72PというコンピュータのドライブDのルートフォルダを共有するということを仮定して説明します。ルートの共有はお薦めしませんけど。
ドライブ、もしくはフォルダのアイコンを右クリックして、共有とセキュリティで共有していくわけですが、ここでは共有名をDriveD$としました。ファイル変更の許可はお好みでチェックをつけてください。
共有フォルダを隠すようにしたPCV-RZ72PをほかのPCから参照してみると、該当するフォルダは表示されていません。すなわち、ちゃんと隠すことができているということです。では、アクセスするときにはどうするのかといえば、アドレス欄への直接入力をするということになります。コンピュータ名がPCV-RZ72Pなので、目的のフォルダを参照するには¥¥PCV-RZ72P¥DriveD$と入力することが必要です。これでマイネットワークには表示されていない存在しないはずのフォルダに入れます。毎回入力するのが面倒かもしれませんが、入力を省略できるようなことを行なう行為は、秘密を秘密でなくしてしまう行為なので両立はできません。
アクセス後、マイネットワークに隠していた共有フォルダが登録されることがあるので、利用が済んだらマイネットワークをチェックして、もし自動登録された場合には削除したほうがよいでしょう。