Internet ExplorerでFTPを利用する
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普段使っているPC以外からFTPを使いたくなった場合、FTPクライアントがインストールされていないことがあります。また、メールで送受信できないような大きなデータを受け渡しする際にFTPを利用するケースでは、それだけのためにFTPクライアントをインストールしてもらうのはちょっと……というケースもあるかもしれません。このような場合は、Internet Explorerをそのまま利用してもらうとよいでしょう。
FTPへのアクセス方法
普段のブラウザの使い方と変わりません。アドレス欄にFTPのサーバー名を入れるだけです。異なるのはWebサイトを表示するのにhttp://と入力する部分を、ftp://と入力するだけで大丈夫。あとは普段使っているエクスプローラとたいして変わらない使い勝手でFTPのファイルを使えるようになります。普通にファイルをドラッグ&ドロップでコピーや移動できるので便利です。
例えばLAN内にLAN接続型のハードディスクがあり、そのサーバー名がlandiskならば、LAN内からはftp://landiskでFTP接続できます。Web公開用のファイルを転送するのであれば、プロバイダから指定されているFTPのサーバー名をftp://*****.****.ne.jpというように入力しましょう。
FTPのアクセスにユーザーアカウント(ID)とパスワードが必要な場合は、ログオン方法を問う画面が表示されるのでそれぞれ入力してログオンします。何度も使うような場合はパスワードを保存するにチェックを付けておくと次回からこの画面を省略して利用できます。パスワードを保存して使っていて、何らかの理由でパスワードを保存したくなくなったら、FTPに接続した状態でファイルのアイコンがない部分で右クリックし、ログイン方法を選んで設定を変更してください。
ファイル権限の設定
Webサーバーにファイルを転送する場合は、ファイルのアクセス権限の設定をしたいことがあります。これも変更したいファイルを選んで右クリックし、プロパティを開くと権限のチェックボックスがあるのでそこで設定可能です。ただし、複数のファイルを一気に変更することはできません。
注意事項
Internet Explorerのツール→インターネット オプション→詳細設定の設定の仕方によってはうまく動作しないことがあります。のチェックを入れておかないと機能しません。インターネットの接続環境によっては、にチェックがついていないと利用できないFTPサーバーもあるので、うまくいかない場合はそのあたりをチェックしてみましょう。