ファイルのコピーを高速化する
Windows XP
Windowsではフォルダごと複数のファイルをまとめてコピーしようとすると、意外にコピーに必要な時間が長いことがあります。コマンドプロンプトからxcopyコマンドなどでコピーしたほうが短時間で済むケースも少なくありません。マウス操作のみでできるGUIでコピー時間を短縮するためにはレジストリを変更します。
バッファを増やす
MS-DOS時代からPCを使っている人であれば、CONFIG.SYSにBUFFERS=**というのを、使用するメモリ量の増大とそれによるファイルアクセス速度の向上で悩みながらバランスを考えて設定したことがあるのではないでしょうか。Windowsでも同じようにバッファサイズがレジストリ内に用意されているので、それを変更して対応します。初期値では512KBなのでPCに搭載しているメモリ量との兼ね合いを考えて設定を変更しましょう。
- HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Session Manager¥Memory Management
- IoPageLockLimit=dword:0x00000000(0は初期値となり512KBとなる)
- IoPageLockLimit=dword:0x01000000(16MBにする場合)
初期状態ではレジストリに値がありません。追加する形になります。値はBytesでの指定となります。指定できる最大の値はPCの搭載メモリによって変わってくるので注意が必要です。搭載メモリが64MB以下のPCでは搭載メモリ量-7MB、64MB~512MBのPCでは搭載メモリ量-16MB、それ以上搭載しているPCでは搭載メモリ量-64MBが上限となります。サンプルの16MBを割り当てる設定が必要な方はレジストリ登録エントリをご利用ください。再起動後に設定が有効となります。コピーするファイル数が多くなるとかなり体感できる差となることでしょう。