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音声付き倍速再生で動画を見る方法

見たい動画ファイルがたくさんあるのに、時間が確保できないという人もいるのではないでしょうか? 家電では音声付きの1.2倍速再生や1.3倍速再生に対応したレコーダー(ビデオデッキ)がありますが、あれと同様にWindowsで動画ファイルを音声付きで可変速再生を可能とするプレーヤーを紹介します。ただ、作者の方が忙しいのか最近アップデートを行なっていないのが気がかりなのですけどね。

nvplayer

S.E.E.R.A Worksさんで配布されているnvplayer(nave the BK)を利用すると、音声付きの可変速再生が可能となります。ダウンロードしたファイルを解凍し、お好みのフォルダに入れて使うだけでOK。対応しているファイルはWindows Media Playerで再生できるものならば一通りといった感じで、実際の使用上は特に問題もなく使えるはずです。MP4Splitterをインストールしておけば最近流行りのMP4ファイルも再生できます。

MP4Splitterを使うには解凍したMP4Splitter.axファイル(Unicodeのほう)をC:¥WINDOWS¥SYSTEM32フォルダにコピーします。スタートからファイル名を指定して実行を選んで、regsvr32 MP4Splitter.axと入力して実行してください。

機能制限のある無料のnave player Limited版でほとんどの場合は事足りると思いますが、魅力的な機能があると思ったならば有料のシェアウェアである正式版を検討してみてもよいかもしれません。ちなみに、音声付きで可変速再生ができる速度は以下の通り。

半分の速度から4倍速まで音声付きで再生が可能となっています。取材時に録音したデータのテープ起こし(今はほとんどの場合ICレコーダーだろうけど)や英会話の学習や聞き取りにくい部分には低速再生が役立つかもしれません。時間がなくて動画を早く見たいという人には1.2~1.5倍速ぐらいでの再生が活躍すると思います。印象に残ったシーンを探す場合やマジで時間のない人には3.0~4.0倍の再生速度は魅力的かもしれません。

なお、DVDを可変速再生するためのnave player for DVDもあります。必要な人はそちらもダウンロードしてnvplayerと同じフォルダに入れておき、可変速再生でDVDを見たい場合にこれを起動するとよいでしょう。

覚えておきたいこと

再生速度変更
初期状態ではマウスのホイールボタンの回転で再生速度が変更できます。お手軽に可変速再生が楽しめることでしょう。もちろん設定でホイールボタンはボリューム変更など別の機能に割り当てることも可能です。
再生が最初からでなく8秒あたりから始まるようになってしまった
nvplayerをいったん終了し、インストールしたフォルダ(もしくはその下のサブフォルダ)にある設定ファイルnvplayer.iniを削除すれば直ります。ただし、設定が消えてしまうのでなんらかの設定をしていたのであれば再設定が必要です。
画面サイズ変更
F1で50%、F2で100%(等倍)、F3で200%、F4で300%に映像を拡大縮小することが可能です。
※DVDの場合はなぜか誤判定(?)で映像サイズが50%で表示されることがありますが、F2を押して等倍指定をすれば直ります。
アスペクト比変更
再生したいデータの画面アスペクト比が正しく反映されない場合は、F5で自動(デフォルト)、F6で4:3(SD)表示、F7で16:9(Wide)に切り替わります。ワンプッシュで切り替わるので再生するデータによってはかなり便利です。
横反転や縦反転などの処理
上部メニューバーの、オプションからビデオフィルターから各種処理を選択できます。縦横の反転処理などができるので、古い動画データで問題が起こったときも対応が可能ですね。
音がずれたら
動画のデータによっては映像と音声の同期がずれることがあります。特に音声がVBRの場合に多いかも。再生途中で再生速度を変更した場合にも発生しやすいようです。この場合は、プレーヤーのシークバーで、現在再生中のあたりをクリックして同期させなおせば音ズレの問題は解決します。