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音声のノイズを除去する

キャプチャーカードの種類や、テレビのチャンネルによっては、録画した番組の音声に「サーーー」というノイズが入っていることがあるかと思います。ここではそのようなノイズを除去するための手順を紹介しましょう。

用意するもの

編集した音声ファイルを直接MP3で保存する必要がある場合のみlameが必要です。

Audacityでの編集

動画の編集時に音声はWaveファイルとして別途保存しておきます。そのWaveファイルをAudacityへドロップしてください。音声の波形が表示されるはずです。その波形を見て、無音部分を探します。通常は先頭部分で大丈夫だと思いますが、場合によってはCMとの境界部分などの無音部分を探す必要があるかもしれません。

再生時間の長い音声だと、範囲選択に困るぐらい横方向の密度が高く縮小されてしまっているので、まずはこれを適当に拡大表示させておくとよいでしょう。メニューのビューから拡大など。マウスからだと拡大ツールを押して音声先頭部分で左ボタンを押し、少しドラッグしてボタンを離すと先頭部分が拡大できるので通常はこれがよいかと思います。先頭部分以外を探して編集しないといけないようなケースでは、拡大を5~6回押して波形を拡大する手順がよいかもしれません。

無音部分でもノイズのために多少波があるので、その部分で左ボタンを押してドラッグし、範囲を選択しましょう。拡大ツールを使った場合は、選択ツールを押しておかないと範囲選択ができないことに注意してください。無音部分を選択選択した状態で、メニューの効果からノイズの除去を選びます。そしてノイズ成分を分析して情報を取得するためにノイズプロファイルの取得を押しましょう。選択範囲が狭ければすぐに処理は完了すると思います。

続いて、編集から選択を選んで全てを実行するか、キーボードでCtrlキー+Aキーを押して音声全体を範囲選択してください。ここで再び、メニューの効果からノイズの除去を選びます。今度はノイズの情報があるため、先ほどはグレー表示で押すことができなかったノイズの除去ボタンが押せるようになっているので、それを押しましょう。このようにするとノイズの除去が行なわれます。

ノイズの除去が終わったら、ファイルから別名で書き出し WAVでWaveファイルとして保存します。あとは「午後のこ~だ」なり「oggdropXPd」なりお好みのエンコーダーで音声を圧縮して、「VirtualDubMod」や「AVI-MUX GUI」などで映像ファイルと結合しましょう。

補足説明

AudacityをインストールしたフォルダにあるPlug-Insフォルダに、lame_enc.dllを入れておくと、音声ファイルの保存時に直接MP3ファイルで保存することができます。ただし、ビットレートしか設定を選べないようなので、直接保存するよりも一度Waveファイルとして書き出してから別のエンコーダーでMP3にしたほうがよいでしょう。