戦術ガイド
すでに以前ほどプレイしなくなってしまっているので、もう腕が鈍ってへなちょこになってますが、一応、基本的な戦い方を紹介していきましょう。
開戦前に戦略を練り、覚悟を決めるべし!
実はここで戦いの展開がある程度決まっているといえます。敵味方のメンバーが、お互いまったく知らない人だけであれば、双方五分の条件なので気にすることはありません。ですが、自分だけ仲間や敵の実力がわからないというような場合は、どの程度援軍・支援が期待できるかさっぱりわからないため、まず苦戦することは必至でしょう。敵文明のあらゆる攻撃パターンを予測して戦わねばならないからです。何度か一緒にプレイしている人であれば、どのユニットの扱いが得意なのかわかっているだけ楽といえます。
さて、敵味方の実力を知っている場合、どれぐらいチームが有利なのか不利なのかを開始前に判断することができます。このゲームでは一番強い人が味方にいれば勝てるというものではありません。戦力を遊ばせていたり、周辺への注意がおろそかになりがちな人が仲間の場合は、それだけ無駄が多くなります。資源が限られているこのゲームにおいて、遊軍や不注意で奇襲されての大損害は致命的です。いわば味方すら敵になるといえるでしょう。チーム戦である以上、1人が奮闘してもこのために最終的に負けてしまう人もいるのです。そのような場合には、文字の研究後は友軍の戦域にも気を配り、チャットで指示を出してあげることが必要となります。若干自軍の行動が鈍ってしまうかもしれませんが、結果的に効率よく戦力を使ったほうが有利です。
なお、ゲームに参加している人数が少ないほうが、個々の実力で戦局に大きな影響を与えます。微妙な実力差でも2対2では恐ろしいほど差がつきます。したがって、人数が少ない場合は、このゲームはあまりチーム戦は楽しめません。4人しか参加しない場合は、むしろFFAのほうが楽しめるぐらいです。参加者が少ない場合は参加を辞退するのもよいでしょう。
石の時代
この時代の目的は当然ながら人口を増やすことです。ひたすら食料を集めて、絶え間なく中心で生産していきましょう。人数を何人まで増やして進化ということは絶対にしないでください。ミスがあった場合に致命的ですから。時間を目安としましょう。だいたい10分になったら道具ボタンを押します。マップ運が悪くなければ、この時点でだいたい30人前後になっているでしょう。相手がかなり人口を抑えて最速青銅を目指していない限り、この時間に進化するのがもっとも安全で、なおかつ高い生産力を持って青銅まで進めます。
みんなで狩り!
この時代は、木こり7~8人と探索2~3人、石の採掘は1~2人以外は全て食料調達にまわします。最初はイチゴしか選択肢がありませんが、それ以降はひたすらガゼルの群れを狩ります。これがもっとも安定して大量の食糧を確保できるからです。当然、ガゼルは最初に全部まとめて狩ってから近くに貯蔵庫を建てます。逃げるガゼルを追いながら狩りをしても、ろくに食料が集まりません。ガゼルのいた場所が平原の場合は諦めるしかないですが、貯蔵庫は後々のことを考えて、できるだけ森や石、金のそばにします。
家は隙間を作らず壁にする
青銅の早い段階でのラッシュを防ぐため、家を建てる方向は必ず敵のいると思われる方向にします。このとき隙間は絶対に作ってはなりません。家を壁とするのが目的だからです。家壁は直接攻撃系の騎兵、ラクダ、(殴り)チャリなどのラッシュに特に有効で、家壁で進撃を阻止している間にタワーの攻撃で消耗させることができます。当然、防御用の兵力は壁の両端に配置しておきましょう。家が壊されるまで手を打てないような状況では、どちらにしても守り切れません。
15分頃までの早期の青銅Rは大軍で来ることはまずないため、その間に対抗する戦力を準備でき、家壁&タワーで撃退が可能です。タワーの数さえ十分であれば、防衛用の戦力がなくても勝手に敵が壊滅することもあります。もちろん、上手い人は無理な攻めをしないので、家壁では若干時間を稼げるだけでしょう。それでも十分役立ちますけど。逃げるにしても、抵抗するにしてもね。
道具の時代
この時代は一刻も早く抜けることが必要です。食料に余裕がある場合を除き、1人も増やさず素通りしましょう。道具に入った瞬間に、4人ぐらいずつで市場と騎兵小屋を同時に作り始めてください。食料に余裕があれば、中心で1人作ります。できたところで、青銅ボタンをすぐ押しましょう。これで15~16分頃に青銅に入ってください。ここでもたつくと、青銅Rをくらったときに大損害が出ます。
タワーを建てる
壁は攻撃力がないので、はっきりいって守りにはまったく役に立ちません。迂回攻撃や敵部隊随伴の軽投石機ですぐに無力化されます。多少時間を稼げるだけあり、実は壁よりもタワー1本のほうがよっぽど長い間敵を足止めしてくれるのです。そういうわけなので、壁は家や畑で代用してしまいましょう。
青銅ボタンを押したらすぐにタワーを建てます。建てる場所は各人の自由ですが、自分はまず中心に一番近い石の採掘場に建てます。石が確保できなくなると防衛上やばいからです。物見やぐらの視界ギリギリぐらいの間隔でタワーを建てると、青銅以降でタワーの相互支援が期待できるので、それぐらいの間隔を目安にしましょう。盲点がなくなるように順次建てていきます。
敵の方向だけでなく、全方向に建てることが重要です。裏小屋を極度に恐れる人がいますが、タワーで早めに敵を発見すれば、どの方向から来ても対処できるので、圧倒的な戦力差がない限り問題ありません。戦力差がある場合でも、タワーはかなり敵の進撃を遅らせてくれるので、迎撃部隊の準備や援軍到着までの時間を十分稼げます。ただし、援軍は友軍がある程度以上上手くないと間に合わないでしょう。
敵位置の把握
青銅ボタンを押したらすぐに斥候を生産して索敵を行ないます。マップ全体を把握する必要はないので、手近な敵の位置の把握と周辺の資源の探索が目的です。すでに索敵に出ている住民が敵を発見している場合には、急いでそっちのほうを探索してください。敵の前進基地や重点防御地点がこちらのほうに作られているかもしれないからです。こちらが敵を見つけたということは、当然敵もこちらを見つけているということを忘れてはなりません。次の青銅ではその探索結果が非常に重要なポイントとなってきます。
青銅の時代
この時代は、速攻系の青銅文明(アッシリア、ミノア、フェニキア、漢、大和、カルタゴ、マケドニア)は総攻撃にでて、その他の鉄文明はひたすら防御を固めるか軽く隣接する敵を叩いて敵よりも早い鉄入りを目指します。最大の目的となるのは鉄文明ではどこまで生産力を上げられるかであり、速攻系の文明はここで敵にどこまで深手を負わせられるかとなるでしょう。鉄の時代のユニットは高価なので、ここで生産力を付けておかないと数がそろえられずに青銅ユニットの物量攻撃であっさりとつぶされてしまいます。
青銅Rを仕掛ける
青銅になると扱えるユニットがかなり増えるので、どれを使うかはプレイヤーの自由です。文明特典を活かせるものを使うべきですが、タイミングや相手の文明によってはあえて文明特典のないユニットを使うことも必要です。
騎兵R・ラクダR
高い機動力と攻撃力を兼ね備えた騎兵を投入して敵の生産力を殺ぐことを目的とした青銅R。主なターゲットは木こりと金の採掘場です。敵がラクダ防御を行なっているとつらい展開となるため、騎兵Rを仕掛ける場合には人口を絞って8分ぐらいで道具ボタンを押してしまいましょう。石の採掘を行なわず、騎兵を出すのに必要な金と食料をひたすら調達して15分頃までに敵陣へ騎兵を送り込み、相手の防御が本格的に整う前に蹂躙しましょう。
なお、騎兵よりも若干安価で、本来は対騎兵用のユニットであるラクダも騎兵同様の攻撃ができます。こちらは対戦士攻撃ボーナスがないことと若干攻撃力が低いのが難点ですが、ラクダ防御をしている敵に対しても比較的有効です。騎兵よりも生産時間が短いので数を多く送り込めるというメリットがあります。かなり能力が劣り、ラクダにも弱いという欠点がありますが、チャリでも代用可能です。この場合のメリットは金を消費しないことであり、木の調達さえうまくいけば鉄入りをあまり遅らせることなく攻撃が可能となります。
短剣R・青銅剣R(非推奨)
最初から作れる戦士小屋を利用して、序盤から戦士小屋を量産しておき、非常に安価な戦士ユニットを大量投入して、飽和攻撃で敵陣を蹂躙することを目的とした青銅Rです。足が遅いため、ターゲットは建物であり、その中でも特に青銅以降の食料供給の中心となる畑を狙います。青銅入りすると、そろそろ動物系の餌が切れ、畑に切り替えねばなりませんが、その畑を壊すことで相手の食糧供給体制を破壊し、進化もユニット生産もできなくさせるのです。
安価で数を出せるというのがメリットであり、数が減るとすぐに戦力バランスが逆転して全滅します。攻撃時には鎧と盾のアップだけは済ませておかねばなりません。余裕があれば少数でいいので騎兵対策にラクダを混ぜておきましょう。
問題は敵地を蹂躙しても、敵が素早く遷都してしまった場合、生産力をほぼ維持しているために早期の反撃が予想されます。数を出しすぎているとこちらの進化が遅れて、先に敵のほうが強力な軍団を編成してしまう可能性が高く、ハイリスク過ぎるので仕掛ける場合には注意が必要です。
歩兵R
青銅時代最強のユニットである歩兵を投入して敵の本拠を一気に粉砕することを目的とした青銅Rです。攻撃力も防御力も高いため、注意すべき敵は同じ歩兵か、戦闘弓やチャリ弓となります。そのため、盾のアップをしてから攻撃をするべきでしょう。まず狙うべきターゲットは、敵の防衛の中核となっているタワーです。敵の視界を奪いつつ蹂躙しないと、最強のユニットとはいえ、効果的な反撃をくらうと大きな損害を受けます。また、爺はマケドニア以外の文明にとってはやっかいなので、素早く対処するか圧倒的な数で押しつぶすようにすべきです。
戦闘弓R
戦士に次いで安価な青銅ユニットである戦闘弓を大量投入し、敵の木こりや金の採掘場をターゲットに住民を狩ることを目的とした青銅R。特に文明特典で射程の長いミノアは、タワーの射程外から敵を狙い撃ちでき、圧倒的な強さを誇ります。上手く運用すれば、青銅で2カ国を相手に攻勢をかけることも不可能ではありません。
問題は足の遅さであり、HPの少なさもあってタワーがあると前進ができません。必ず軽投石機の支援が必要です。
チャリ弓R
高い機動力を活かし、敵の木こりや金の採掘場をターゲットに住民を狩ることを目的とした青銅Rです。戦闘弓と異なり、HPもそれなりにあるため、敵陣へ突入して攻撃することもとりあえず可能でしょう。ただしコストが高いため、タワーで防御された陣地へは突入できません。仮に、突入して2倍の住民をなぎ倒すことに成功したとしても、コストを考えるとおそらく赤字です。高い機動力を活かして、防備の薄いところに転戦しましょう。立ち止まることは戦力の遊兵化であり最悪です。防備の堅いところは、軽投石が到着してから攻撃します。
防衛戦
青銅の守りに成功するかが中盤での大きなポイントとなります。この段階で1カ国でも壊滅したら圧倒的に不利な戦いを強いられるからです。ある意味攻撃よりも防御のほうが重要といえます。
迎撃システムの構築
あらかじめ迎撃用のユニットは、狙われやすい木こりや金の採掘場、中心付近に配備しておき、敵が出現したらその兵力を移動させて迎撃します。このとき、全軍で迎え撃たないといけないほどの兵力で敵が来ているならばともかく、そうでない場合はすべての兵力を動かしてはいけません。敵はほかにも部隊を用意しているかもしれないからです。タワーにより得られた情報で、迎撃に最低限必要な戦力だけを移動させます。動的に迎撃用のユニットをグループ化してください。
迎撃用のユニットは、歩兵を中心にしてラクダ(騎兵)を用意しましょう。歩兵は足が遅いので敵歩兵が来たとき以外は移動させず、基本的に拠点防御に使います。敵騎兵などが走り抜ける際に1~2撃かけられれば上出来です。タワーの攻撃も敵はくらっているわけで、遊撃戦力のラクダ(騎兵)での敵戦力との戦闘が圧倒的に有利となります。迎撃システムの基本さえ理解できていれば、予想外に早い敵襲でもない限り、青銅で滅ぶことはまずありません。
裏小屋があった場合
敵が予想もしなかった裏側から出現した場合、そちらに敵の小屋があります。すぐに斥候を送り込んで規模と種類を確認してください。規模があまり大きくなく、簡単に対処できるような兵科の小屋であれば、知らんぷりをして相手に裏小屋を使い続けさせましょう。裏小屋はそこから戦力が出現することがわかっているわけで、迎撃の効率が数倍に高まります。圧倒的に有利に戦いを進めることができるため、楽をして敵をかなり疲弊させることが可能です。自国に危険な兵科の小屋であれば、防衛用の兵力をすべて抽出してでもすぐに破壊してしまいましょう。苦手なユニットから絶え間なく至近距離から攻撃をくらうと、勝ち続けてもかなり国力が疲弊してしまいます。
鉄の時代
鉄の時代は総力戦です。お互いに敵陣営と激しい戦闘を繰り広げることになります。このときに重要となるのが金の残量です。金鉱を掘り尽くすのは時間の問題であり、安全な交易路の確保が重要なポイントとなるでしょう。
鉄の時代になったら、各文明の特長を生かして暴れまわりましょう。味方との連携もお忘れなく。