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InDesign1.0Jでの作成手順サンプル

2001年5月頃にライター向けに用意した作成手順です。Windows版のInDesign1.0Jは結構処理が重くて不評でした。OS側でスクリーンフォントの縁を滑らかにするように設定していると、さらに遅くなったような記憶があります。なお、ここで作成手順として例にあげているのはゲームの攻略本であることと、あらかじめテンプレートファイルが用意されて配られているという部分に注意してください。

タイトル部分の作成

ファイルを開く

まず最初にレイアウトパターンが入っているInDesign Templateを開きます。

ツールパレット

文字パレットツールパレットでテキスト入力をクリックしてテキスト入力にします。キャッチタイトルリード(あらすじを記述)、サイトのURLスペック(ブランド名、対応OS、価格、ジャンル、発売月)を入力してください。

タイトルが長くてはみ出してしまう場合には、文字パレットを使って調整します。長体指定の部分です。これを90%や80%にして調整しょう。サブタイトルがある場合は級数指定で24Qにします。

Ctrl+0でページ全体表示、Ctrl+1で等倍、Ctrl+2で2倍、Ctrl+4で4倍、Ctrl+5で0.5倍に拡大率を変更して表示できます。画面を再描画させたい場合にも使えます。

見出しを作成する

ツールパレット

見出し

ツールパレットでテキスト入力を選択します。そして見出しを入力していきます。見出しの文字は18文字前後になるよう心がけてください。見出しを見て気になったら本文を読むという人もいるわけで、見出しの言葉を間違えると本文を読まない人も出てきます。よく考えて見出しを書くようにしましょう。

見出しはそれに続く本文の内容を簡潔に示すものであり、セーブ&ロードで回収とか修正ファイルを入れようというのは見出しとして間違っています。

なお、見出し部分はグループ化されているため、複数使う場合にはコピー(Ctrl+C)&ペースト(Ctrl+V)で必要な場所にコピーを置いてください。

本文フレームグリッドを流し込む

ツールパレット

ツールパレットでフレームグリッドを選びます。表示されている若菜色(初期値)のレイアウトグリッドの上にぴったり重なるように本文のフレームグリッドを置いていきます。

フレームグリッドグリッドフォーマット

配置したフレームグリッドをクリックして選択した状態で、グリッドフォーマットをクリックすると本文以外に変更したり、間違ったグリッドフォーマットで作成したものを本文に変更することができます。

結合先のグリッドフレームグリッドは連結することができます。フレームグリッドを選択し、グリッドの結合をクリックします。そのまま結合したいフレームグリッドの上にカーソルを持っていくとカーソルの形状が変わるはずです。そこでクリックすると、フレームグリッドに収まりきれず溢れたテキストが自動で順番に流し込めるようになります。

チャートのグリッドフォーマットを作成

グリッドフォーマットで本文を選択しておき、そのパレットにある▲をクリックしてメニューを開きます。そこでグリッドフォーマットの複製を選択しましょう。

グリッドメニューグリッドを複製する

グリッド名にはチャートとでも付けておきましょう。チャートの書式はできる限り9Q以上のサイズにし、行間は最低でも3H以上にしてください。それ以外の項目は、フォントの変更程度で十分です。

チャートの配置

ツールパレット

ツールパレットでフレームグリッドを選びます。表示されている若菜色(初期値)のレイアウトグリッドにちょっと余裕を持った状態でチャート用のフレームグリッドを置いていきます。

フレームグリッドグリッドフォーマット

枠線を引いて囲む場合には長方形ツールを使います。枠を作ったあとで、線の太さと囲みの形状(角の効果)、色を指定しましょう。角の効果は変更したい囲みを選択しておき、右クリックメニューから選択します。

囲み線パレット

角の効果カラーパレット

色の変更はカラーパレットで行ないます。色の選択ができない場合には、パレットにある▲をクリックしてメニューを開いてCMYKを選んでください。枠の中の色を指定する場合には塗りつぶし色を、枠線の色を指定する場合は枠線の色を選んでおきます。

タブによる文字の揃え

テキスト中のタブによって文字の位置を揃えることができます。書式からタブを選んでタブパレットを出します。タブで揃えたいテキストの範囲を選択しましょう。そのテキストの位置へタブパレットをぴったりとくっつけるために磁石を押します。あとは定規の上にカーソルを持っていき、マウスの左ボタンを押しながらカーソルを左右に動かします。文字を揃える位置に線が引かれ、どこから文字が揃えられるのかわかるので、それを見ながら揃える位置を指定しましょう。

書式ポップアップメニュー揃え位置を選択

流し込んだ選択肢などが2行以上になる場合は、チャートの文字を途中から「~」で省略したり、文字幅を変更したりして1行に収まるようにしておきましょう。