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12000mAhの大容量バッテリー LE-UBT12K

(2012/07/09)

スマートフォンを使っていると、バッテリーの消耗が激しくてバッテリー残量が気になることが多いはずです。酷使すると半日ほどでバッテリーが切れてしまうような機種すらあります。そのような状態では出先で充電できるようにしておかなければなりません。どこでも充電できるようにするためにモバイルバッテリーを持ち歩くのがよいわけですが、バッテリー容量を確保しようとした場合は、複数のモバイルバッテリーを持ち運ぶのと大容量のをひとつ持ち運ぶという選択肢があります。

自分が選んだのは日本製のリチウムイオンバッテリーを採用した12000mAhの大容量モバイルバッテリーです。この容量ならば1840mAhの容量Xperia acro HDを6回ほどフル充電できるので、スマートフォンを酷使している人でも安心でしょう。主な仕様は以下の通りです。

  1. 12000mAhの日本製リチウムイオンバッテリーを採用。
  2. 2つのUSBポートで2台同時に充電が可能。
  3. バッテリー残量を製品ロゴの「POWER-POND」の文字で10段階のLED表示で確認できる。
  4. 160x45x25mmのスティックタイプ(意外とでかい)。
  5. 本体重量250g。
  6. 満充電には8~15時間。
  7. 過充電防止、過放電防止、短絡充電保護回路あり。
  8. USBからminiUSB, iPhone/iPadへの変換ケーブルと、microUSB(Android), Nintendo DS Lite, PSPへの変換コネクタが付属のマルチ対応。

モバイルバッテリーで重要なのは最大出力ですが、本製品は2ポート同時にUSBを利用しても2000mAを同時供給可能だから安心。出力がなぜ重要かというと、例えば出力が500mAまでのモバイルバッテリーなんかだと、本体同梱の充電台などから850mA以上で充電することを前提にしているXperia acro HDではバッテリーの電力を残したまま途中で充電できなくなってしまうことになるからです。重要ですよね。また、本製品はバッテリー残量のほうも確認が楽にできます。製品名の10文字が1個10%となっていて、ボタンを押して残量を確認する時に残量に合わせて点灯する文字が減っていく仕様なのです。10段階表示ならばバッテリー残量の把握をしやすいのではないでしょうか。

本製品のサイズのほうは、MEDIAS WPと並べて見たものを撮影したので画像で確認してみてください。高さはわかりにくいかもしれませんが、25mmというのは10~13mmあたりで薄さを競っている携帯電話の倍以上ということです。意外にかさばるものの、カバンに入れるぶんにはおそらく問題ないでしょう。ズボンのポケットだとやや微妙ですね。

充電時間は長く思えるかもしれませんが、12000mAhを1日で全部使い切っちゃうということはないと思うので、寝ている間に付属のACアダプターから充電すれば寝ている間に充電完了しているはずです。少なくとも自分は普段の使い方だと大丈夫でした。

災害時などの非常事態を考慮するとバッテリー容量は大きければ大きいほどよいのですが、常にフル充電しておきたい人は5000~8000mAhぐらいの容量のモバイルバッテリーのほうが充電時間が短くてよいかもしれませんね。本製品の容量を半分に減らした6000mAhで、USBも1ポートに変更して寸法を160mmから89mmへとコンパクト化されたminiも発売されています。USBが1ポートでよいのならばそれもよいかもしれません。2012年7月の時点では12000mAhの容量は競合製品がほとんどないから自分はこれにしたわけですが、続々とモバイルバッテリーは新製品が投入されています。6000mAh前後であれば選択肢が多いから、必要な機能を競合製品と見比べるという感じになりそうですね。

なお、本製品はUSBコネクタが一般的なサイズなのでUSBバスパワーを利用する各種製品が使えるというのもメリットとなります。一例を挙げると、USB扇風機と組み合わせれば長時間バッテリーで動かせるので、いざというときや電源のないような場所で使えたりするのです。工夫次第でスマートフォンなどへの充電以外の用途にも活躍できるかもしれません。