ffdshowのセットアップ
便利なDirectShowDecoderであるffdshowのセットアップ手順の説明です。すでにインストールして使っている人は読まなくて大丈夫。これは動画再生の初心者向けのページということになります。
インストール時の注意
執筆時に使用しているffdshow(2007年7月公開のβ3)を例に説明します。ダウンロードしたffdshowの公開日が大きく変わると設定項目が異なる可能性がある点にご注意ください。なお、ffdshowをインストールする際には、以前のバージョンのffdshowを念のためにアンインストールしてから作業を行なってください。
- ffdshow (最新版を使いたいならばNightly buildsを、安定動作を求めるならばstableと記載されているものを利用)


ダウンロードしたffdshowをダブルクリックしてインストールすると、まずインストーラーの言語選択となります。初期状態で通常は日本語が選ばれているはずなのでそのまま「OK」を押して先に進んでかまいません。続いてインストール時の注意書きが表示されるので、動画関連を使いそうなアプリケーションを起動している場合はすべて終了させましょう。動画共有サイトなどを見ている場合にはブラウザも該当します。準備ができたら「次へ」を押して先に進んでください。


使用許諾契約書の同意画面となるので、「同意する」を押して先に進みます。同意できない場合はffdshowを使用することはできません。同意した場合はインストール先のフォルダの選択となるので、必要ならば別のフォルダを選択してください。通常はそのままでよいでしょう。インストール先を決めたら「次へ」を押して先へ進みます。


インストールするコンポーネントの選択画面となるので必要に応じて設定を変更してください。VirtualDub系で動画の再編集を行なう可能性があるならば、アプリケーションプラグインのVirtualDubにチェックをつけなければ動画編集時にエラーとなるファイルが出てきてしまうと思います。設定をしたら「次へ」を押して先に進んでください。今度はスタートメニューへの登録設定です。通常はそのまま「次へ」を押して先に進みます。個人的にはインストール先フォルダの次にスタートメニューへの登録を問い合わせたほうが流れとして自然に思えるんだけどね。


追加タスクの選択となるので、ffdshowでデコード(再生)したいVIDEO CODECをチェックしていきます。すでにDivXやXviDをインストールしている環境で、XVIDやDivXにチェックを付けると競合してトラブルが発生する可能性があるので注意が必要です。すでにインストール済みのCODECにはチェックを付けないようにするのがよいかもしれません。
H.264(x264やDAVCなど)の再生を行なうならH.264, X264には必ずチェックを付けておいてください。特にx264で作成したデータはffdshowで再生することが前提になっているようなので、この部分のチェックだけは必須だと思います。MPEG-1/2はチェックを付けると不安定になりやすいようなので、そことWindows Media Videoにはチェックを付けないほうがよさそうです。あとは、YouTubeなど動画サイトで使われているFlashビデオをローカルにダウンロードしてMedia Player Classicなどで見るような場合は、FLV1にチェックをつけてください。
オーディオのほうでVorbisをffdshowでサポートするかどうかは好みの問題。個人的にはCoreVorbisのほうが音質がよさそうに思います。まあ、Vorbis/Windows Media Audio/Flac/Uncompressed以外はチェックを付けておけばたいていの場合、問題ありません。
設定ができたら「次へ」を押して、互換性問題の管理(ビデオ)へと進みます。すべてのアプリケーションでffdshowを利用できるようにするか、指定したアプリケーションからのみffdshowが利用できる用にするかの設定です。初期状態で一般的なほとんどのマルチメディア系アプリケーションが登録されているので、通常は「以下のアプリケーションでのみffdshowを使用する。」を選んでおくほうがよいでしょう。選択したら「次へ」を押して先に進みます。


互換性問題の管理(オーディオ)のほうもビデオのほうと同様です。初期設定のままでかまいませんので「次へ」を押して先へ進んでください。スピーカーの設定となるので、使用しているPCのスピーカーの種類に合わせておきましょう。CPU負荷を下げたい場合はボイスコントロールとステレオを拡張するのチェックを外します。設定ができたら「次へ」を押して先へ進んでください。


インストールするコンポーネントでアプリケーションプラグインにチェックをつけていた場合は、ここでそれらのファイルをインストールするフォルダの選択画面が表示されます。変更する必要は特にないので「次へ」を押して先へ進みます。
すべての準備ができたらインストールの確認画面が表示されます。サンプルの画面はVirtualDubを使う設定にした場合のものです。「インストール」を押してffdshowのインストールを実行しましょう。

インストールの完了画面では、各種設定画面を表示するかのチェックボックスと完了ボタンがあります。スタートメニューから呼び出せるのでそのまま完了ボタンを押してインストールを完了させてください。
なお、再生時のCPU負荷を下げたい場合は、ビデオデコーダーの設定でPostprocessingのチェック状態を確認しておきましょう。チェックがついていると画質が向上しますが再生負荷が高くなりますので、スペックが高くないPCの場合はチェックを外しておいたほうがよいかもしれません。それから日本語表示にしたい場合はTray, dialog & pathsからLanguageの部分をJapaneseに変更しましょう。ANSIとUnicodeがありますが、Windows98/MeならばANSI、Windows2000/XP/Vista以降ならUnicodeを選べば大丈夫です。
画質向上のための設定
CPUへの負荷が高くなりますが画質を向上させることもできます。再生するデータが使用しているPCではCPUの処理能力的に余裕があるのであれば、画質を向上させるための設定を行なっておくと幸せになれるかもしれません。
ビデオデコーダーの設定を変更すると画質の向上を狙うことができます。ポストプロセッシングはデフォルト設定のままチェックを付けるだけでそこそこの画質向上が期待できるかと。mplayerにチェックを付け、正確なブロック低減と輝度とフルレンジの輝度にチェックを付けて使っています。
同様に色まわりのブロックノイズを軽減するためには、ぼかし、ノイズ低減にチェックを付け、輝度スムーザーにチェック、色差スムーザーにチェック、3Dノイズ低減にチェック、ハイクオリティにチェックをしましょう。この設定で色まわりが原因によるMPEG4系のブロックノイズはだいぶ改善されます。ブロックノイズが気になる人は試してみてほしい設定というところでしょうか。最適な値は再生するデータの種類にもよりますのでパラメータの数値は記せません。まずは初期値で試してみて、不満があればパラメータを変更するようにしてみてください。
最終更新:2009/06/17 16:16:04