AVIUTLからの拡張QSV出力をテスト

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この記事を読むのに必要な時間は推定で最大約2分36秒で、速読ですとその半分ぐらいです。

H.264/AVCのハードウェアエンコードをAVIUTLで試してみたいというわけで、Intel Core i9-9900Kの内蔵GPUを利用してmp4ファイルを作成できる「拡張QSV出力」を使ってみました。最初のテストなので、どのモードを使うのがよさそうなのかを判断するために、今回はモードと設定を変更してみたエンコードのテストとなります。

※素材には解像度1440×1080で動きがそれなりに激しい1420秒の映像を用意して使用しました。

出力は「H.264 / AVC」で、速度は「1 – best quality」を指定しました。モードと関連パラメーターは以下に掲載している表内の通りです。

モード品質設定出力fpsサイズ
固定量子化量(CQP)I:24 P:28 B:32143.54fps160MB
固定品質モード23146.76fps308MB
固定品質モード26146.72fps194MB
固定品質モード28147.68fps149MB
先行探索付き固定品質モード23136.05fps690MB
先行探索付き固定品質モード28136.04fps288MB
  • 重み付きPフレーム
  • 重み付きBフレーム
  • フェード検出
  • open-GOP
  • ピラミッド参照

上記の部分以外は動画エンコードの設定を変更せずにmp4出力を実行した結果となります。

-c h264 –quality best –cqp 24:28:32 –weightb –weightp –fade-detect –sar 4:3

さすがにGPUを使用したハードウェアエンコードは速いですよね。画質はx264のほうが良好なので、今後も拡張x264出力のほうを使いそうではありますが、時間がない急いでいるときの救済プランとして覚えておこうかと思います。

まだ素材ひとつ試しただけなのですが、固定量子化量(CQP)モードでIフレーム、Pフレーム、Bフレームの品質を指定して出力するのがよさそうだと判断。狙った映像品質になることが期待できるし、出力速度もかなり速くてファイルサイズも小さくなって結構バランスがよさげでしたから。

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