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尾ノ内百景氷柱を見終えて、まだ時間的に間に合うってことで、三十槌の氷柱も見に行きました。今年もいい感じの氷柱ができていて楽しませてもらえたかなというのが率直な感想です。ホワイトバランスは自動を使わずにプレビューを見ながら調整していたんだけど、ライトアップに使っている機材の違いからか、秩父の三大氷柱の中でここだけ別の設定にしたほうがよくなる感じでした。カメラに使われているセンサーによっても異なるだけでなく、ライトアップの色ごとに最適なホワイトバランスは変わるんですけどね。
※撮影機材はSonyのα7S+SEL35F14Zです。
2015年も三脚なしの手持ち撮影をしていたのを思い出しました。機材面では、カメラがDSC-HX60Vじゃなく、今回は高感度のα7SにF1.4の明るい単焦点レンズを使っているのが大きな違い。環境的には川の流れが穏やかではなく、前回訪問時のようにきれいに映り込むようにはなっていなかったという違いがあったかな。川の状態は運次第だからどうにもなりませんね。
河原へと降りていくところには、去年同様のイルミネーションがありました。夜から行くと気付かない人もいそうな天然氷柱のお知らせをチェックしつつ降りていきます。
まずは手前側の天然の氷柱のほうから撮影していきました。人気スポットだから人が多くて、単焦点レンズだと撮影が大変だったなぁ。ここは氷柱が対岸にあるから、望遠レンズを使うべきところであり、それなりの写真は撮れたと思うけど、適切な機材を持ち運んでないと制約がきついことを再確認。
人工の氷柱エリアも当然撮影。最初に見た赤いライトアップが遠くからだったので、一番派手な赤いのを近くから見たかったんだけど、なかなか赤が来なくて寒さに負けそうになりました。でも、あしがくぼの氷柱では気温が低くてα7Sがバッテリー残量があるのに途中で使えなくなって、暖めるまで動作しなくなったというのと同じ現象は起こらなかったので、0℃よりは暖かかったってことですかね。冷たい氷柱とは距離があるというのもあったかも。ようやく来て喜んだ赤いライトアップは、10秒も続かずに変わってしまってがっくり……。
ライトアップされている対象の撮影は近くにある光源で明るいから、全然α7Sの本領を発揮できるシーンじゃないなぁって感じます。画面で見るだけならばSonyのコンパクトデジカメでの撮影もありかもと思える。さすがにスマートフォンでの撮影だと厳しいけどね。
やっぱりα7Sは高感度を活かして、シャッタースピードを稼いで三脚を持たない身軽な状態で夜景撮影を楽しめるのが最大の利点であって、暗闇を撮るというのは副産物って感じがするかな。
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