2023年に揃えた充電環境〈motorola edge 40 TurboPower対応〉

ガジェット

この記事を読むのに必要な時間は推定で最大約17分23秒で、速読ですとその半分ぐらいです。

motorola edge 40の充電仕様

  • USB PD PPS対応充電器からは最大68Wの急速充電が可能で、それ以外の充電器からは5W充電となります。
  • ワイヤレス充電はQiのEPP対応充電器から最大15Wで充電可能。EPP未対応のQi充電器からは5W充電になりますが、充電器によってはiPhoneの7.5W充電で充電できるものがあるみたい⁇

ワイヤレス充電は、Wireless Power Consortiumのデータベースを見て仕様のチェックをすると確実です。

motorolaのオンラインショップでは、 Wireless Charging Pad SJW102-JPが販売されているのを確認しました。

このページで掲載している充電器は、特に注意書きがないものは実際に使用しているものなので、motorola edge 40のTurboPowerで急速充電できることを確認済みです。

PPS対応の充電器とEPP対応の充電器は充電時の環境に合わせて充電を調整しているため気温などの条件がよければ公式の仕様以上で充電することが可能なようです。EPP対応のワイヤレス充電器では冬場になってから20W充電ができています。使用しているGoogle Pixel Stand(第2世代)がPixel向けに23W充電まで対応しているからかなと思うんですけれどね。PPS対応の高出力なAC充電器でも冬場になってからは60Wぐらいまではよくいきます。

USB-Cのケーブルは多くの仕様を含んだ製品を選ぶべき

USB-Cのケーブルは色々ややこしいため、2023年の段階であればUSB4/Thunderbolt4対応のを選んでおくとどのケーブルがどういう仕様になっているのか迷わずに問題が起こらないので楽です。自分はUSB4/Thunderbolt4対応のケーブルが出てからはそれを購入していました。

将来的なことを考慮すると、まだ出始めで高いのですが240W充電に対応しているUSB PD EPR対応のケーブルを選んだほうがよいかもしれません。

使用しているUSB充電器

motorola edge 40付属充電器

68W対応のUSB PD PPS対応充電器です。当然motorola edge 40の最大68Wでの充電に対応しています。USBポートはひとつなので、これを常用するとコンセントを1口塞いでしまう💦

端子 出力
USB-C PD PPS対応 5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3.4A / 11V=6.2A

Anker Charging Base (100W) for Anker Prime Power Bank

なんといってもこの製品の特徴は、対応しているモバイルバッテリーを置くだけで最大100Wでモバイルバッテリーを充電できることです。モバイルバッテリーをかなりの速度で充電できるのでかなり便利。

USB PDのバージョンの記載が見当たらないのですが、おそらく3.0ではないかと思われます。充電器前面にはモバイルバッテリーの充電状態を知らせる画面があるのですが、残念ながら各USBポートへの充電状態を表示することはできません💦

端子 出力
Pogo Pin 21.5V=4.65A
(Pogo Pin対応モバイルバッテリー専用充電端子で最大100W)
USB-C1 PD PPS対応 5V=3A / 9V=3A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=5A
USB-C2 PD PPS対応 5V=3A / 9V=3A / 12V=1.5A / 15V=2A / 20V=1.5A
USB-A 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A

motorola edge 40へ最大45Wで充電することが可能です。USBの3ポートとPogo Pin合計で最大出力100Wとなっています。

機器を接続(USBケーブルを抜き差し)するたびになぜか0.5秒ほど給電が途絶えることがあるので、電力供給が一瞬でも途絶えると困るような機器はこの充電器に接続しないほうがよさそうです。

Anker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)

ACコンセント2口と、USB-Cが2ポート、USB-Aも2ポート用意されている充電器です。特徴は各USBポートへの充電状態を「合計出力」「W表示」「Volt & Ampere」のいずれかで表示できることでしょう。どれぐらい電力が流れているかを視認できるのは、充電トラブル発生時に気付きやすいので嬉しい機能だといえます。

端子 出力(USBは1ポート使用時のもの)
USB-C1 PD 3.1 PPS対応 5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=5A / 28V=5A
USB-C2 PD 3.1 PPS対応 5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=5A / 28V=5A
USB-A1 5V=2.4A
USB-A2 5V=2.4A
ACコンセント 2口合計で1000Wまで

motorola edge 40へ最大45Wで充電することが可能です。USBの4ポート合計は最大出力140Wとなっています。複数ポートを使用する際の出力はパッケージ表記から引用して以下に記載しておきました。

1ポート利用時
USB-C1/USB-C2:5V=3A/9V=3A/15V=3A/20V=5A/28V=5A (最大140W) USB-A1/USB-A2: 5V=2.4A (最大12W)
2ポート同時利用時
USB-C1/USB-C2+USB-A1 / USB-A2:120W+12W(最大132W) USB-C1+USB-C2:65W+65W (最大130W)
USB-A1 + USB-A2: 合計最大15W
3ポート同時利用時
USB-C1 + USB-C2+ USB-A1/USB-A2:65W 60W 12W (最大137W)
USB-C1/USB-C2+USB-A1+ USB-A2:120W 15W (最大135W)
4ポート同時利用時
USB-C1 + USB-C2+USB-A1 + USB-A2: 65W 60W 15W (最大140W)

Polaris CUBE WALL USB PD 65W タイプC

コンパクトにまとめている電源タップで、ACコンセントが3口、USB-Cが2ポート、USB-Aが1ポート用意されています。

端子 出力(USBは1ポート使用時のもの)
ACコンセント USBポート未使用時1500W、USBポート併用時1300Wまで
USB-C1 PD PPS対応 5V=3A / 9V=3A / 12V=3A / 15V=3A / 20V=3.35A
USB-C2 PD PPS対応 5V=3A / 9V=3A / 12V=3A / 15V=3A / 20V=3.35A
USB-A 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A

motorola edge 40へUSBを1ポート使用時は最大67W、複数のUSBポートを使用時はUSB-C1が45Wで、USB-C2の場合はUSB-Aとの合算で最大15Wの充電をすることが可能です。

Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)

合計最大出力200Wで容量20000mAhのモバイルバッテリーです。入力も出力も100Wに対応しているので、モバイルバッテリーを充電する際も、スマートフォンやタブレットなどに充電する際にも時間を短縮できます。充電状況を表示できるディスプレイ付きなので、リアルタイムのバッテリー残量や出力状況を把握することが可能です。どれぐらいで充電されているのかを目視できるというのは便利。

ちょっと重いとはいえ、バッテリー容量からすると仕方がないところ。バッテリー容量を抑えたもう少し軽い製品も用意されているので、そちらを選ぶことも可能ですしね。motorola edge 40も出先で27Wや45Wで急速充電できているので満足です。iPhoneもデジカメもこれひとつで同時充電できるから、持ち運ぶものが減って嬉しいですね。

端子 出力
USB-C(入力時) 5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=5A
USB-C1 PD PPS対応 5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=5A
USB-C2 PD PPS対応 5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=5A
USB-A 5V=3A / 9V=2A / 10V=6.5A / 12V=1.5A

motorola edge 40へ最大45Wで充電することが可能ですが、夏場の暑い場所での充電は熱の問題で27Wしか出ませんでした。それでも十分に高速です。

ワイヤレス充電器

ワイヤレス充電の規格Qiには3種類のプロファイルがあります。購入する際にはEPPに対応しているのか要チェックです。自分は未確認だけどQi2はEPP規格を内包しているので大丈夫なはず。

BPP(Baseline Power Profile) 5W
EPP(Extended Power Profile) 最大15W
PPDE(Proprietary Power Delivery Extension) メーカーが独自に仕様を拡張できることを認めているプロファイル
(なんちゃって15W充電器の元凶ともいえる⁉)

Google Pixel Stand(第2世代)

QiのEPP対応ワイヤレス充電器です。motorola edge 40のカメラ部分が充電器とあまり干渉しないので充電しやすくてありがたいかな。厳密に言えば若干干渉しますが、それでも20W充電ができることもありますので問題なし。30WのUSB-C PD 3.0 PPS対応USB-Cが1ポートの電源アダプターが付属しています。Pixelの充電に使う場合には、PPDEでGoogle独自拡張の23W充電ができる充電器です。ちょくちょくEPP上限15Wを超えてmotorola edge 40に18~20Wで充電しているように見えるのですが、それについてはおそらくEPP制御の効果なんじゃないかと予想💦

  • 入力端子:USB-C PD
  • スタイル:スタンド型
  • 待機電力:0.25~0.35W

motorola edge 40へ最大15Wで充電することが可能です。ただし画面をオンにしている間はバッテリーの負荷を減らすためなのか15Wでの充電ができないことがあるので、スリープ画面にしてmotorola edge 40を充電するのがよさそう。

Mcdodo 4in1 多機能ワイヤレス充電器(EPP未対応:参考用)

EPPに対応していないなんちゃって15W対応Qi充電器です。充電器側のコイルが縦に動いて位置合せをしてくれるため、充電効率がよくなる可能性はあるのかなと思います。Qiは少しずれていると遅くなることがありますからね。また、スタンド部分は角度が可変というのが素晴らしく、水平から垂直近くまで動かして調節できるので、充電しながら動画を見るといった際に便利だと感じるんですよね。充電を急がないときはこれで充電しています。iPhone SE 3は基本的にこれで充電。

インテリア的にライトを点灯させることができるから、寝室に置くのもよいかもしれません。問題はライトのスイッチが過敏で、押したつもりがないのに点灯することがあります。ちなみにLEDライトの消費電力は約1.26Wです。

おまけで時計&アラームも付いていていますが、これは充電するスマートフォン側で時計とアラームを使ったほうが楽だと思う。一応時計のほうは時刻合せをしていますが、Android端末もiOS/iPadOS端末も音声で「○○時○○分にアラーム」って音声アシスタントで登録したほうがはるかに楽なため、この充電器のアラーム機能は面倒でしかないと思っているのでまったく使っていません。微妙な機能ですので電力計や温度計と湿度計のほうがよかったんじゃないかと思ってしまいますよね💦

  • 入力端子:USB-C(付属ケーブルはUSB-A – USB-CなのでUSB-AのQC対応充電器を想定しているようです)
  • スタイル:スタンド・パッド可変型?
  • 待機電力:0.1W

motorola edge 40へ最大6.8Wぐらいで充電することができています。5Wと比べて誤差というには大きいし7.5W充電のiPhone SE3と同じ電力量が流れているので、Apple独自拡張のPPDE仕様でiPhone向けの7.5W充電を受けている感じなのでしょうか。

motorola edge 40に対応していると思われるQi EPP対応充電器

自分は実際には未確認ですがELECOMからもEPP対応のワイヤレス充電器が発売されています。急がないのならば、様子を見てQi2規格の製品が出てから購入することを検討したほうがよさそうですけれど。

ワイヤレス充電器にスイッチをつける

待機電力がそれなりにあるワイヤレス充電器を使っている場合には、USB-Cのスイッチを取り付けるのがお薦め。ただし、安いスイッチはデータ通信に未対応なのがほとんどであり、データ通信未対応のスイッチやケーブルを使うとUSB PDが使えなくなるのが問題となります。USB-C PDでワイヤレス充電器に給電する製品だとデータ通信未対応のスイッチは充電にも向きません💦

探してみたらAmazonで速度は遅いもののデータ通信対応でUSB-C PDの100Wまで大丈夫なスイッチ「U20CC-MF03P10S」があったので、自分はGoogle Pixel Stand(第2世代)用にそれを導入しました。充電したいときだけスイッチをオンで節電とバッテリーに負荷を掛けないために充電を止めて、普段は単にスタンドとして使用する運用をしています。

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