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消せないフォルダーができる💦
Windows 10のどのバージョンからだったか、なぜか削除することができないフォルダーが希にできるという現象を体験していました。Windows 8.1までやWindows 10の途中まではこのようなことは起こらなかったのですが……。
- Explorerでの削除・リネーム 不可
- コマンドライン(CMD / PowerShell)での削除・リネーム 不可
- 使用中のフォルダーでもないから再起動しても消せない
- セーフモードでの削除・リネーム 不可
- 消せなくなったのと同じフォルダー名で別の場所に作成してみても、新規に作成してみたフォルダーは同一の名前なのに普通に消せる
- Unicodeの記号文字を含んだ長めのフォルダー名で発生しやすいのかもしれない?
- Windowsがアクセスできないフォルダーだから、中にファイルがあっても空のフォルダーと表示される
- 消せないフォルダーのあるドライブをフォーマット 確実に消せるけどそんなことできねぇ!💦
本当にごく希に発生する程度であり、今は予備となっているPCのほうで2017年半ば(推定)から2020年末で6個しか発生していなかったんで、まあ放置していました。
しかし、Windows 11でも発生することを確認できてしまって目眩がしています。2022年になってまだ1カ月も経過していないというのに、今年すでに2回発生しちゃったんだけど……。再現条件が不明だから何も対応策を講じることができないっていうのが厳しい状況💦
Windowsで消せないなら別OSで消せばいい
どうもWindows環境下では削除できないようなので、どうやって削除するのかっていうのは悩ましいところ。でも、Windowsから削除できないのであれば、Windows以外のOSでNTFSを扱えるOSから削除してやればいいのです。
今回はUbuntuを使って削除を行ないました。削除に使うのは、ほかのOSでもいいんですけどね。こういう時のために昔作っておいたCD-RWだったかDVD-RWだったかのLinux系のブートOSメディアが見当たらなくて、いつもの必要な時に見当たらないあるあるだな~と💦
UbuntuのISOイメージをダウンロードする
Ubuntu Desktop 日本語 RemixのダウンロードのページにISOイメージがあるので、それをダウンロードします。「ubuntu-ja-20.04.1-desktop-amd64.iso(ISOイメージ)」を選びました。Torrentはインストールするところから始めるのが面倒だったので💦
今回はなぜか普段使っているGoogle Chromeではダウンロードができなかったので、たまに使っているブラウザ Waterfoxを利用しました。
UbuntuのブータブルUSBを作成
ダウンロードしたISOイメージを Universal USB InstallerでUSBメモリへとインストールして、USBメモリからUbuntuを起動できるようにしておきました。ブータブルUSBの作成は、 Rufusでもよいのですが今回はこれで。
BIOS(UEFI)で起動ドライブをUSBメモリにしてUbuntuを起動
PCの起動時に
設定画面への入り方は
今回はフォルダーを削除することだけが目的なので、USBメモリから起動したら「Ubuntuを試す」を選びます。
Ubuntuが起動したら、画面左にある アイコンから目的のドライブを選択して、削除したいフォルダーのある場所へと進み、削除を行なえば無事に消えます。でも消そうとしていたフォルダー内に約2GBのmp4データ(スマートフォンで撮影した動画データっぽい)が入っていたので、確認してから消そうと思い、該当フォルダーの右クリックメニューでは削除ではなくフォルダー名の変更を実行しました。フォルダー名は「0」にしたので、これで読み込めないはずはないよねってことで💦
Ubuntuの終了は画面右上にある アイコンから行ないます。
消せなかったフォルダーを無事に削除完了
USBメモリを抜いてWindows 11を起動して、問題のフォルダーを確認。フォルダー内にあったデータは動画編集作業用の一時ファイルだったようなので、すでに不要なものだよなってことでフォルダーごと削除して、消せないフォルダー問題は解決して無事にミッション完了です。しかし作業用ファイルだったらアクセスできていたってことだから、あとからフォルダーが何らかの要因でアクセスできなくなったってことですよねぇ。謎が深まるばかり。
もう同じトラブルは起こってほしくないんですけどねぇ。今後も起こりそうだなぁ。今回使ったUSBメモリをなくさないようにしなくちゃ💦
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