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MicrosoftからWindows 11が2021年6月24日(現地時間)に発表され、動作するか互換性を確認できるアプリも用意されていたので、さっそくダウンロードして試しておきました。
【追記】一時的に確認用のアプリの公開が取り下げられました。Windows 11の正式版が出る前には改善されたアプリが公開されると思われます。
まさかの「このPCではWindows 11を実行できません」との結果に💦
うちのメインPCは2018年に購入したものでして、動画編集用に奮発したからIntel Core i9-9900K(3.6GHz 8コア16スレッド)とRAMが32GB、SSDも512GBと余裕でしょって感じで。NG表示だったらシステム要件を確認してみようという軽い気持ちで実行したわけです。
結果(笑)「このPCではWindows 11を実行できません」
すまん、舐めてた。システム要件を確認しないといけないのか……、面倒くせぇ💦
なお、今のメインPCの前に使っていた8年前に購入した現サブPCは、おそらく対応していないだろうと思いつつチェックをしたらやっぱり実行できません表示でした。いや、Windows 11で動かないアプリがあるかもしれないんで、サブPCはWindows 10のまま使い続けるという方針を決めているのですけどね。Intel Core i7-3770K (3.5GHz 4コア8スレッド)とRAM16GBなので、今でも快適に使えるPCなのですが、もう古いから経年劣化故障が怖い時期になりつつあるかもしれない。
システム要件にTPM2.0があった
まずはシステム要件を確認する必要があるというわけで、Microsoftのサイトで確認をしてきました。
うむ、TPM(Trusted Platform Module)2.0が必要となっていますね。引っかかったのはこれだな。セキュアなOSが求められている時代だから、これは仕方のない部分といえるかもしれません。まあ、2016年頃から有効化するようにとMicrosoftがいっていたような記憶があるし、とうとう来たかって感じです。
- 純正ではないチェックツール「WhyNotWin11」を使うと、何が原因になっているのかを調べることができるようです。
- Microsoft純正のチェックツールも2021/06/28時点で英語環境だと原因を通知してくるようになっています。
- 国家運営上の都合から、TPMを違法としている中国やロシアなどの国向けと、特定のサービスで必要な場合にはMicrosoftの認定を受ければTPMは必須になっていないようです。
IntelのCPUだと第8世代以降のCoreシリーズ、AMDだとRyzen 2000以降であれば、TPM機能はCPUに内蔵されているので、PCのマザーボードの設定でオフになっていなければ動くはず。オンに変更できないマザーボードもあるとは思いますけれど……。あと不安なのはCPUを交換した時にどうなるのかという問題も考慮しなければならないかも?(自分はCPU交換予定はないけど💦)
企業向けのPCはマザーボード上にTPMモジュールを搭載しているものが昔からありましたよね。自作PC向けのマザーボードでもTPMモジュールを取り付けるソケットがある製品も少ないけどあったので、TMPはCPU対応が全てではありません。古い製品だと今もTPMモジュールが手に入るかは不明ですが。
マザーボードの設定を変更して再チェック
PCの再起動が必要になった時に、うちのASRock製マザーボードのBIOS(UEFI)設定を確認してみたところ、セキュリティー欄にありました。「Intel(R) Platform Trust Technology」が無効になっていたので有効にして起動後にツールでチェックをしたら「このPCでWindows 11を実行できます」に変わった。
メーカーによってはAdvanced欄などにあるようです。項目の表記も異なったりするから探すのは少々手間かもしれませんね。
ふぅ、安心した(笑)。でもこれって、BIOSのアップデートが来るたびに一度無効化して、アップデート後に有効化しないといけないということなのだろうか。
ちなみにTPMを確認するためのツールはWindowsにあります。キー+Rキーを押して、「ファイル名を指定して実行」から「tpm.msc」と入力して実行すればOKです。
【追記】無事Windows 11をインストールして使えたことを報告しておきます。
OSのメジャーアップデートの間隔が変わるらしい
Windows 10では年に2回メジャーアップデートが行なわれていましたが、Windows 11では年に1回となるようですね。従来よりも一気に多くの変更が来るのか……。怖いなぁ💦
なお、発表会の動画配信はひどかった模様
自分は動画配信を見るよりも、公式サイトでまとまった情報を見たほうが時間の節約になると考えていたので見ていなかったのですが、「Microsoft大丈夫か?」ってひどいものだったようで……。
機械翻訳でテロップを付けていたようで、機械翻訳の精度がGoogleとAppleに比べてはるかに役立たずだったみたいですね。笑ってしまいました。Microsoftはお笑い部署を作れるんじゃないだろうか?(笑)
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