AVIUTLでの拡張x264出力Exの設定を一部見直し

Windows

この記事を読むのに必要な時間は推定で最大約3分48秒で、速読ですとその半分ぐらいです。

Windows 10のPC環境が変わったので、mp4で利用している「拡張x264出力(GUI)Ex」の設定をこれまでと多少変えてみようかと考え出した2019年の年始。大きく設定を変える必要性を感じていないため、フレームの動き予測部分の2項目だけを調べて、今後のmp4出力時にそこを変えてみようという考えです。

「動き予測アルゴリズム」と「サブピクセル動き予測」をこれまでの設定(表の最下段)から変えてのテストとなります。どちらを最高に設定するのか、両方設定するのかというわけです。

※素材には解像度1440×1080で1420秒の映像を用意して使用しました。

動き予測アルゴリズム サブピクセル動き予測 出力fps 処理時間 サイズ
Hadamard ESA 11(Full RD) 30.89fps 19分52.4秒 98.0MB
Uneven Multi-Hexagon 11(Full RD) 46.15fps 13分18.2秒 97.8MB
Hadamard ESA 9(RD refinement for all frames) 49.76fps 12分20.3秒 108MB
Uneven Multi-Hexagon 9(RD refinement for all frames) 66.50fps 9分14.0秒 108MB

やはり「サブピクセル動き予測」を高めたほうがファイルサイズが小さくなりますね。それに対して「動き予測アルゴリズム」を高めると処理にかかる時間がかなり延びるのがつらいところです。今後は「サブピクセル動き予測」だけ最高に変更してmp4出力をしようと考え、動きの多い別の素材で比較出力を行なってみました。

動き予測アルゴリズム サブピクセル動き予測 出力fps 処理時間 サイズ
Uneven Multi-Hexagon 11(Full RD) 38.75fps 15分10.3秒 171MB
Uneven Multi-Hexagon 9(RD refinement for all frames) 58.65fps 10分01.4秒 185MB

1.5倍ぐらい時間が必要になり、ファイルサイズはあまり小さくならないので、長時間の映像を出力する場合には処理時間を優先するために元の設定に戻すのもありかな?💦


今回の出力結果から今後使う予定の設定はコマンドラインでは以下の通りとなります。SARを4:3にしているのは、1440×1080を1920×1080で再生させるため。素材が1920×1080や1280×720ならば1:1です。

--preset slower --tune animation --crf 28 --qpmax 32 --qpstep 32 --qcomp 1 --keyint -1 --bframes 8 --deblock 0:0 --partitions p8x8,b8x8,i8x8,i4x4 --subme 11 --ref 5 --no-fast-pskip --no-dct-decimate --colormatrix auto --colorprim auto --transfer auto --sar 4:3

過去に設定ファイルが壊れたことがあるから、設定は自分用のメモですなのですが。一応GUIに反映させている画面のデータも用意しておきます。

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