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電子書籍は黎明期
の2004年頃に数冊編集してたんだけど、最近はどうなっているのかと試してみることにしました。今回は自分が使っている『InDesign CS6』から「EPUB 3.0」で書き出せばいいんじゃないかと思っていたものの、試行錯誤がしばらく続きそうなのでメモとして残しておかないと後日またハマってしまいそうだなと……。最終的にはAmazonのKindle向けの出力を目標に設定。これがハードル高くなっている感じがしている💦昔は多少注意が必要だったとはいえ、当時は市場が狭すぎてどうにもならない規模だったけれど、国内企業だけだったからか、電子書籍も注意点を守ってPDFで作成して入稿すればいけたような記憶があるのは記憶違いなのだろうか。長い間離れていたから電子書籍の編集に疎くなってしまっている。Amazonは海外の企業だから日本の縦書きとか特殊なケースの処理に問題があるような感じを受けますが、『InDesign CS6』の登場からも、もうずいぶん経過しているから解決済みかと甘く見ていた……。
(『InDesign』を最新のにアップデートして月額サービス契約すれば楽になるのかもしれないけど未確認)
縦書きは必要ないので試しにテキストと写真と動画を1点ずつ配置したものをEPUB出力。割と制約があるから、EPUBのビュアーでは意図したレイアウトとは変わったりするものの、ほぼ表示できますね。でも『Kindle Previewer』ではエラーでAmazonのKindle向けにデータが変換できません。
『InDesign』からPDFかEPUBに出力して、『calibre』を使って変換する方法がよいかなと思い試してみたところ、一応通るようになりました。まだ実際に登録するまでは進めていない最小データでのテスト段階だから、この先も試行錯誤は続きそうではありますが。埋め込みのmp4動画は全部1枚の静止画に変換されてしまうので、Kindleは制約がEPUBやPDF(インタラクティブ出力)よりかなり多いみたいですね。こういう系統は諦めるしかないか。データの転送量を抑制するためにファイルサイズを小さくしてほしいのはわかるので、この制約が有効なのでしょう。
『InDesign』側では「段落スタイル」をわかりやすくなるようにHTML的に設定してみました。EPUBはHTMLの派生ですし、そのほうが後で編集しやすそうかなとの判断。レイアウトの目次スタイルを編集して、「目次スタイル」の「段落スタイルを含む」と、「スタイル」は「h1」に指定してEPUBで自動目次作成ができるようにしておきました。
- 本文:body
- キャプション:caption
- 見出し(目次自動登録用):h1
でもこれ、Kindle向けに変換したときに目次が消えることがあるような……。どこかで何か設定が間違っているんだろうか。使うアプリが複数あると問題の解決までの手間がかかるぅ~。
本気でやるならばHTMLとCSSでがっつり作り込むべきなんだろうけど、ちょっと調査をしてみてノウハウを得てみようかなという動機ではそこまでの気力はなくて無理ですよねぇ。デザインとか簡略化して、Wordから作ったほうがはるかに楽そうかな。前途多難💦
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