TMPGEnc MPEG Smart Rendererを5.0.8.10に更新

この記事を読むのに必要な時間は推定で最大約3分38秒で、速読ですとその半分ぐらいです。

TMPGEnc MPEG Smart Renderer 5 [ダウンロード]動画のカット編集に使っている「TMPGEnc MPEG Smart Renderer」が2017/01/30にアップデートが来ていたので更新してみました。しばらく使ってみたけれど、普段の使い方での範囲だと特に変わったような部分はないかなぁ。カット編集をかなり時間短縮できていて、もうこの「TMPGEnc MPEG Smart Renderer」を使わないカット編集作業は考えられない状態になっているので、変な不具合が混入していないことを願いたいもの。公表されている更新内容は以下の通りです。

  • iOS 10.xx で撮影したMOVファイルのMP4スマートレンダリングに対応しました。
  • バッチツール投入時のタイムアウト判定を緩和しました。
  • 一部のFLVコンテナファイルを読み込んだ場合に、フレームレート、プロファイル、レベルなどを正しく認識できない場合がある問題を修正しました。
  • ペガシス製品以外の NVENC エンコーダーで出力された一部の不正な H.264 ストリームがレスキュー判定になる問題を修正しました。
  • ファイルの先頭に不正なタイムスタンプあるいはカバーアートが含まれる MPEG ファイルを読み込むと、先頭のフレームが連続してしまう問題を修正しました。*カバーアートは読み込まれません。
  • Samsung NX1 で撮影した MP4(H.265) ファイルをスマートレンダリングで出力すると、周期的に再エンコードが発生する問題を修正しました。
  • プレイリスト番号が0のプレイリストが含まれるBDAVソースを入力すると、タイトル一覧で当該プレイリストのサムネイルが取得されない問題を修正しました。
  • 事前 CM 候補検出中にクリップの移動、右クリックメニュー表示などを行うとアプリケーションがフリーズしてしまう場合がある問題を修正しました。
  • 音声を Flac 24bit 5.1 ch に設定して出力した場合、エンコード時間が徐々に遅延していく問題を修正しました。
  • クリップ編集画面、出力プレビュー画面をフルスクリーンにした場合、タスクバーの下に表示されてしまう問題を修正しました。
  • その他、細かい修正を行ないました。

iOS10で撮影した動画の扱いに問題が起こっていたのか。最近はiOS端末を使っていないから知らなかった。ほかの修正内容は縁がなさそうなものばかり。

うちの環境だと、カット編集でのプレビューの表示サイズをいつも「プレビュー領域に合わせて表示」にしているのに、たまに異なる設定に勝手に変わっている不具合が起こっていたんだけど。このアップデートで治っていることを祈りたい。今のところは不具合が発生していないとはいえ、まだ数日だと検証期間が短すぎて直っているのかはわからない💦

とりあえず、AVIUTLから拡張x264出力を使って作成したフレームレートが24/30fps混在のmp4を編集すると全部30(29.97)fpsにされてしまうのは相変わらずなんですね。うーむ。フレームレートが混在しているデータをスマートレンダリングをするのはかなり難しいってことなのかな。

【追記】早くも5.0.8.11が公開されていました。

  • BDAV オーサリング出力時、レート調整モードに 「VBR トランスコード」を選択していると、出力開始時にエラーが発生する問題を修正しました。

 

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