「TMPGEnc Video Mastering Works 6」で少しテスト

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TMPGEnc Video Mastering Works 6 [ダウンロード]今日から「TMPGEnc Video Mastering Works 6」の体験版を試し始めてみました。30日しか使えないけど、その間に満足できたら購入しようかなという感じ。

まだ少ししか試せていないんだけど、一般的な動画データならばたいてい開ける感じだし、出力フォーマットも多種多様で、これがあれば一通り動画変換はできそうですね。設定に癖があるのは慣れればなんとかなるだろう、たぶん。ってことで、今のところは好感触。

とりあえず、30分アニメをMP4ファイルへの変換を行なってみた結果。エンコーダーはx264とIntel Media SDK Hardwareで試してみました。使用するフィルターは「インターレース解除」で「24fps化(動き優先)」「逆プルダウン(縞除去強化)」にして24fps化を実行しています。

まずは「x264」の「VBR(固定品質)」から。品質は標準設定の50のままで実行。品質設定は100が最高品質で数字が小さいほど画質が低下します。x264のパラメータとどういう風に対応しているのかわからないので設定が難しそうです。出力結果のファイルサイズを見ると標準でもよさそうな気がするけど、どうせバックグラウンドでエンコードさせるから一番遅くてファイルサイズが縮む設定にしようかな。なお、試しに品質24のとても遅いでエンコードしたら画質が悪いけど56.7MBにまで縮まりました。逆に品質80では2.34GBと変換元ファイルの3倍以上に膨れあがって衝撃を受けたという。

パフォーマンス 処理時間 ファイルサイズ
とても遅い 00:27:09 150MB
標準 00:21:52 165MB
最速 00:19:15 257MB

続いて、「Intel Media SDK Hardware」の「VBR(固定量子化)VBVなし」で、量子化パラメータを「I-Frame 24」「P-Frame 26」「B-Frame 30」にして実行してみた結果。こちらは処理時間は短いもののx264で出力した映像よりも画質が悪かったので、パフォーマンスは2種類のみでテストしました。なぜか最速設定のほうが遅い。ミスったのかと思って2回ほど追試しましたが、時間に誤差はあるものの最速のほうが時間がかかる不思議。IPBの3種類のFrameとも初期値の23でエンコードすると399MBと割と大きいファイルになったです。

パフォーマンス 処理時間 ファイルサイズ
とても遅い 00:17:51 168MB
最速 00:18:53 179MB

ちなみに、以前試したカット編集専用の「TMPGEnc MPEG Smart Renderer 5は購入したものの、入力側にAVIやWMVが使えませんからねぇ。AVIUTL+拡張x264出力で作成した24/30fps混在の可変フレームデータを編集すると30fpsに再変換されるというのが痛かった。7月12日にそのあたりの対応可能範囲が広がるバージョンアップがあったので、また今度試してみないとなぁ。編集可能になっているといいんですけれど……。

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