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『ハイスクール・フリート』は序盤からラスボスが武蔵だよなぁ……って容易に予想できたから、途中で脱落しそうになっていたけど、なんか面白そうって思ったココちゃんとリンちゃんとメイちゃんを見るために最後まで見てしまいました。
でも最初から意味不明だったんですよねぇ。なんで武蔵なんか登場させたんだろうって。そんな維持費がかかる巨大艦艇を運用するのか違和感ありだし。まあ、艦艇や戦術、海洋知識がないスタッフが作るとどんなものになるのかって好奇心もなんとか最後まで見ることができた一因かもしれません。『ヘヴィーオブジェクト』もそうだったけど、水中爆発がどれだけヤバいのかって知識がない作りだったし、かなりツッコミどころが多かったなぁ。そういう部分で次は何をやってくれるかなってのが自分的には楽しかったって感じかな。
それにしても、戦うことになるのが武蔵単艦なら潜水艦を投入すればいいと思うんだよねぇ。射撃できないほど傾斜させてから突入すればいいのに。なぜ投入しなかったんだろうか? 武蔵の応戦の仕方もおかしいでしょ。最大脅威の敵艦を全主砲で狙わないとダメじゃないか。無力化して順次撃破していくのが砲撃戦のセオリーだよねー。どこが優秀な学生が乗艦している設定なんだろ? 最終話で見たこれで、無能選抜にしか思えなかったんだけど。
しかし最終話は別の部分で特に驚愕してしまいました。駆逐艦が戦艦に激突で耐えるなんて無理だろとか、帰港後にダメージコントロールを放棄してみんな暢気に上陸して沈めちゃう(そんなことをしたら当然そうなるよねぇ)とか、どうなってるのって目眩がしちゃった。さすがにもう驚愕することもないだろうとか思っていただけに、最終話のダメコン放棄が全話を通じて一番衝撃的だった。艦長のミケちゃん、艦の保持を諦めたのお前だろうってしかいいようがないのに、沈みゆく艦に敬礼するのは何を考えているのか。自分の指揮のミスを艦長として詫びるところでしょとか思うんだけど、でもそういう余計な知識がなければいい最終回と感じられるものだったっぽいのかなぁ……とは思う。
最終話は水雷長のメイちゃんが「憧れの全射線発射」って喜んでいるシーンが最高でしたねぇー。ホント雷撃シーンとかいいとは思うんだけど、構成に少々問題がある作品だったという印象。がっつり調べてから作っていないんで、やっぱり出来が微妙になるよなぁーって予想の範囲内の結果でした。でも、ダメかもと思いながら最後まで見てしまった中では楽しめたほうかな?
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