Googleフォトには期待大

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楽しみに待っていたGoogleフォトがようやくサービス開始です。Googleの写真サービスは、Picasaから使い始め、それがGoogle+へ統合されてGoogle+フォトとなり、そして今度はGoogle+から独立してGoogleフォトへなったわけです。

情報源: Google Japan Blog: 毎日の写真をもっと楽しく、美しく。「Google フォト」公開

世界中の人が、毎日、毎秒、写真や動画で思い出を残そうとしています。人類がこれまで撮影した写真は一兆枚にのぼるといわれ、今年だけでも、さらにもう一兆枚が撮影されるといわれています。

しかし、思い出を撮れば撮るほど、それを思い出すのに苦労するものです。モバイル、パソコン、ハードドライブ、容量オーバーになりがちなオンラインストレージなど、さまざまな場所に写真や動画が散在し、「あのときのあの写真が今、欲しい」と思っても、見つけるのに苦労したことはありませんか。そして、たくさんの写真を一度にシェアしたいと思っても、その都度特定のアプリやログインが要求され、面倒に感じたことはありませんか。

Google はこれらの悩みを解決すべく、本日、「Google フォト」を発表しました。あなたの持つ写真と動画をすべて保存し、思いどおりに整理し、必要な時にすぐに見つけて楽しみ、シェアすることを可能にする、新しいサービスです。

というわけで、サービスの改善が進んでいるGoogleの写真サービス。PicasaからGoogle+フォトへの移行で2024×2024以内の画像サイズは容量無制限となり、ついに今度のGoogleフォトでは写真解像度が1600万画素まで容量無制限で保存できるようになりました。それだけの画素数があればA2サイズでの印刷に耐えられますからね。そもそもそんなに大きく印刷する人はどれだけいるのだろうという話になるレベル。動画も1080pまでは容量無制限でいけるようで、これまでファイルサイズを減らすために再エンコードしたり削除していたのをしなくてもよくなると思うと素晴らしい。ただ、再圧縮はされてしまうようですが、少なくとも画面で見る限りは問題のないレベル。

解像度を抑えて高感度極振りのカメラα7S持ちの自分には大変嬉しい容量無制限保存。α7Sは最大解像度で撮っても1200万画素だからオリジナルサイズで全部保存できてしまいます。2400万画素のα5100はリサイズされてしまうけれど、Googleの画像リサイズはかなり高画質であることをGoogle+で体験しているから1600万画素もあれば十分だと判断しています。


さっそくGoogleフォトをPCから開いてみました。まずは設定をチェック。おっと、危ないなー。やはり容量消費するほうがデフォルトになっていた。容量を消費しない高画質に変更です。

その後は、検索ボックスをクリックすると、これまでのGoogle+フォトに保存されていた写真がフォルダ分けされて表示されるじゃないですか。これまでXperiaやPCから自動バックアップされていた大量の写真なので、ほとんど何もコメントやタグ付けなどしていないんだけどね。

なお、Google+のダムクラスタの人たちと同様、自分にもしっかりとダムがありました(笑)。判定は完全じゃないのですが、割と使えるレベルで自動分類されています。面白かったのは、羽村のチューリップ畑が数枚ほど列車に分類されていたこと。よく見ると確かにそう判定されそうな写真だったわ(笑)。看板が踏切っぽい形状だったし、遊歩道が線路っぽいし、チューリップの色と畑の奥行きが電車っぽくみえなくもなかった。

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ちなみに猫で検索してみたところ。栃木県の五十里ダムのにゃんこに、秩父の武甲山近くで見たにゃんこなど、タグ付けなしなのに猫の写真がずらりと表示されました。すごいじゃないですか。まあ、カモシカさんと天竺鼠、うり坊、キツネなんかも誤判定で猫の検索結果に出てきたのはご愛敬。空とか青とかいろいろ検索してみて、過去に撮影した大量の写真を振り返って時間を吸われました。

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あとは従来通り、Google+フォトでお馴染みだったおまかせビジュアル(パノラマ作成、HDR、モーション、アニメーションなど)も使えるから、最強の写真サービスへまた一歩進化したんじゃないかと思います。今後のサービス向上にも期待したいですね。

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