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2012年の4月から放送されていたアニメ『氷菓』は、かなりお気に入りの作品。いずれは作中で登場した聖地を見に行ってみたいと思っていたわけですが。とうとう2014年11月22日夕方~23日夕方に飛騨高山に滞在して聖地をめぐって堪能してきました。時間的な制約で半分も見られなかったと思うのが残念なところではあるのですが。
※検証用に引用させていただいた画像の著作権は「米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会」に帰属します。
©米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会
山荘湯乃里(青山荘)付近
作中で一行が宿泊した摩耶花の親戚が営んでいる青山荘の位置にあるのが山荘湯乃里です。22日はここに宿泊しました。氷菓のポスターがあってちょっと嬉しかったかな。飛騨牛コース(?)の食事は小食な自分には過大な量で、完食できたものの食べ過ぎってなったという。美味しすぎてヤバいんで、かなり早い時期から予約で埋まるのも実際に宿泊してみるとわかるな~ってという満足度。
舞台のほうは、アレンジが入っているものの、まあまあ一致という感じでしょうか。平湯の湯なんかは、建物がいじられているだけでなく、右側の木が左右反転した感じの形状になってますね。雰囲気は合っているから個人的にこのいじり方はありかな。
櫻ヶ岡八幡神社(千反田邸として登場した場所)
『氷菓』の作中で出てきた千反田邸の場所はこの神社なのですが、建物なんかのモデルは静岡県にある加茂花菖蒲園なんですよね。よって一致はしないんですが、山荘湯乃里から市内へ向かう途中に訪れました。実際にはガードレールが手前のほうまではありません。
飛騨一宮水無神社
神社の周辺はあまり一致しない場所がありますが、神社は割と再現度が高めという感じ。本殿から入口のほうを見るシーンの場所は角度を合わすことができず。神社の行事で人が多かったということもあったし、飛騨高山の滞在時間が足りないのがわかっていたため、しっかり合わせようという努力はあまりしていなかった結果ですね……。飛騨高山は何度も来れるところじゃないし、やむを得ません。生きびな祭りのあれは位置が異なっていたので一致せず。ちょいと別の場所に合ったものを似たような位置に合成してみたものを参考用に最後に載せておきます。
日枝神社(荒楠神社)
オープニングに登場し、20話で折木と千反田さんが閉じ込められた納屋がある神社です。作中に出てきた神社名入りの軽トラックは実際に存在しているのを確認できました。閉じ込められた納屋は実際はかなり小さくて、作中では2倍以上規模を拡大して描かれていることがわかりました。腕を出せそうな隙間がしっかりありますね。
一本杉白山神社周辺
折木の家の向かい側に出てきた神社が一本杉白山神社。再現度が高くて嬉しい限り。ただ、実際には折木の家はありませんね。空き地と駐車場になっているようです。
ちょっと北へ歩いて商店街へ向かうと、11話「愚者のエンドロール」で出てきた場所がありました。
花里路線橋
21話の「手作りチョコレート事件」で摩耶花と千反田さんが話をするシーンは高山駅近くにあります。
寿々や付近
町並のほうは建物は似ているんだけど一致する場所がわからず。左側は合っていると思うので、道路の中央あたりから撮るともうちょっと似るんだろうか。でも右側はもっと前に出ないと合いそうもないという。うーむ。作中の背景が暗くてわかりにくいというのもネックですね。ゴミの集積所は一致します。
喫茶店バグパイプ(パイナップルサンド)
2話「名誉ある古典部の活動」で折木と千反田さんが会っていた喫茶店パイナップルサンドは、喫茶店バグパイプ。看板を見上げるシーンは車道から撮らないと合わせられそうもなく断念。全景は向かいの歩道からちょうど撮れました。店内の様子もかなり忠実に描かれたんですね。訪れたのが3連休の時だったため、店内は大盛況。氷菓のファンの人たちも多かったかな。
宮川(鍛冶橋~弥生橋)
氷菓の作中に数多く登場したのが宮川の周辺。喫茶店を出たのが15:30頃だったので時間がなく、宮川の右岸側を見てまわりました。OPに出てきた橋を弥生橋から撮影するには10~15倍ぐらいのズームがあれば大丈夫そうだったかな。右岸側は川の中に入らないとダメなシーンとか以外は見てまわれたと思う、たぶん。お気に入りのアニメで見たことのある光景が実際に見られるというのはいいですよね。
飛騨高山の聖地めぐりは時間切れでここまでとなりました。斐太高校(神山高校)を見に行けなかったのは残念。商店街も完全に漏れているし。でも高校以外は離れた場所の聖地以外を見てまわれたから、次回訪問時はじっくりまわれそう。って、そもそもまた飛騨高山に行くことができるんだろうか?
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