この記事を読むのに必要な時間は推定で最大約2分58秒で、速読ですとその半分ぐらいです。
最近はAndroid端末に新規のアプリはインストールしていなかったのですが、通信量を削減してくれる「Opera Max」の日本語版が公開されたので試してみました。
データ通信をOperaが用意しているVPN(Virtual Private Network)経由にすることで、画像やテキストを圧縮して転送してくれるようになり、通信量が削減できるというもの。VPN経由となるため、利用できなくなるサービスがあります。FTPとか。でも、どれぐらい節約できるのか気になったわけです。
インストールしておけば通信量を節約できて、最大で半減できるなんていっているサイトがありましたが、自分の使い方では通信量を約1割しか削減できませんでした。それでも格安SIMで運用しているので、2GB/月が1割増えて2.2GB/月になれば悪くないかもとは思います。
設定項目はシンプルで、画像と動画の圧縮率を選択するだけ。圧縮率を高くすれば画質が劣化するんですが、Wi-Fi接続時には自動的に無効になるので、モバイルネットワークの利用中は軽くチェックする感じで、気になったものはWi-Fi接続時に再確認って使い方ならば画質の劣化は特に問題はないかなと。
ちなみに、このアプリを試したのは、主に名古屋~飛騨高山へとお出かけした21日から23日の3日間。
しかし、このアプリはメリットだけがあるわけではありません。まず面倒なのは、定期的に手作業で認証をしてデータ圧縮を有効にする手間が発生することでしょうか。なんのためなのか意味不明な仕様です。そして最大の問題はバッテリー消費が激しくなること。バッテリー消費はたいして変わらないと説明があったけれど、実際には2割以上早く消費するようになってしまい、常用するか悩むレベル。モバイルバッテリーを常時2つ持ち歩いている自分ですら躊躇うほどってのは大きなデメリットではないかと思われます。ただし、自分が使ったのはXperia Z Ultraであり、別の機種だと異なる結果となる可能性は否定できません。インストールして使っているアプリにもよるかもしれないしね。電波状況がよいはずのエリア(名古屋)で13000mAhのモバイルバッテリーを1日で完全消費したのは初めての経験だったです。電波状態の悪い場所で端末が電波を求めてバッテリー消費が激しくなって使い切ったことは何度かあったけどねぇ。なお、飛騨高山ではXperia Z Ultraを酷使しなかったのでバッテリー的な問題は発生しませんでした。
さて、どうしようかな? モバイルバッテリーを使えば、実際の運用上は問題なくデータ通信量を削減できるわけだけど。充電の頻度が高くなるのは面倒くさいですよねぇ。年内いっぱい試してみて、年末に判断するという先送りにするか……。
コメント