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台風19号が通り過ぎたその日のうちに小河内ダムへと向かいました。今回はひとりでのんびりと電車とバスの旅です。奥多摩湖バス停でなく、手前でバスを降ります。乗客は自分だけで貸し切り状態でしたが(笑)。
〈小手指→所沢→東村山→国分寺→奥多摩→滝のり沢〉
滝のり沢バス停付近
滝のり沢バス停は、目の前がいきなり小河内ダムの余水吐の下流正面なんですよね。ゲートを正面から見ることができます。去年訪れた時はここから小河内ダムを見るのを忘れていたので、今回はここからダムを見に行くことにしたわけです。駐車できるだけのスペースもあるし、観光用スポットなのでしょうか。すぐに小河内ダムに着くので次回からは滝のり沢バス停で降りることにしようかと思ったり。ちなみに前週の台風18号の通過後は余水吐から放流していたんだけど、残念ながら14日は余水吐のゲートは閉まったまま。残念。18号の時に入間川を見に行くんじゃなく、小河内ダムへ来るべきだったかな……。
東京都水道局小河内線(水根貨物線)の遺構
前回の帰りに「なんだろうこれ?」と思っていたものが、小河内ダム建設のために作られて5年半ほど活躍した東京都水道局小河内線(水根貨物線)の遺構だったので、今回はそれも少し撮影してみました。前回訪れた時は不勉強だったことを反省。なお、この路線は廃止じゃなくて休止ということのようです。実質的には廃線なんでしょうけれど。ダム完成後の観光路線転用も考慮して軽便鉄道仕様じゃなかったのに、小河内ダムが水道用のダムで周辺の開発が制限されたことから目論見通りにはいかなかったようですね。気になって調べてみたら、探索している人たちがいて興味深い記事を公開してくれています。ひとりで行くようなもんじゃないよなと思うので探索はスルーしました。無理をしない探索ならば誘われたら行っちゃうかも(笑)。
小河内ダムへと歩いた
ダムの手前で降りていたので少し歩いて行きます。歩道がほとんどないのが怖いですが、上り坂なのとカーブの連続で車も速度を出していないので、意外と安全なんじゃないかなと思ったり。バス停的には2つ先が奥多摩湖なのですが、たいして時間はかかりません。10分も歩かないんじゃないかな? ダムには小学校低学年と思われる集団がいました。遠足か社会科見学かわからないけど、ダムへ行くってのは個人的にはうらやましいかなぁ。
小河内ダム(奥多摩湖)左岸側
台風一過で風景を楽しむのに好条件。ダム湖の多摩湖へ走り寄ります。そして即撮影したわけですが、右に緊急時用のヘリポートがあるので水根や奥多摩湖のバス停から湖岸へ真っ直ぐ行くとあまり視界はよくありません(笑)。余水吐のほうへ移動してみるのがよさげ。それにしても、ずーっと見ていたい風景で、眺めていたら時間を吸われました。余水吐のほうは、30分だけでいいから開けてよって感じの水位。去年来た時は余水吐まで水がいかない水位でしたからね。ちなみに、この日は「貯水位:95.42m、貯水量160345千㎥、放流量29.61㎥/秒、貯水率86.5%」でした。それにしても堤高149mは迫力ありますね。
東京都の人工降雨装置
小河内ダム・奥多摩湖には人工降雨装置があります。水不足の2013年には えらく久々に稼働させていましたよね。効果のほどは微妙な印象ですが……。右岸側と上流側からズームで撮影してみました。
小河内ダム右岸側へ
天端から下流を撮影したりしつつ、右岸側へ移動して眺めながらズームで対岸を撮影。救難用のヘリポートと第2取水口をズームで見てみました。ほかの風景も、台風通過後の澄んだ空気は本当にいい感じ。
このあとは左岸側の「奥多摩 水と緑のふれあい館」で昼食。残念ながらここにはダムカレーはないんですけどね。以前注文したのはそばだったんだけど今回はカレー。味的には可もなく不可もなしって感じでしょうかね。そばのほうが美味しかったかもしれないな……。
奥多摩湖の奥へ
食事後は上流へ。小河内郵便局あたりまで行くことにしました。歩道がないのがちょっと怖いけど、自分以外にも歩いている人がいたっす。
小河内ダム(奥多摩湖)を堪能できたよい日でした。最初に見た光景が気になって、帰りも眺めていて滝のり沢バス停からだったという(笑)。
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