Xperia Z Ultraをあえて使わないでみる

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Xperia™アンバサダーのモニターで借りているXperia Z Ultra(SGP412)をできるだけ使わず、待ち受けにおけるバッテリーの保ちを試してみることにしました。4週間しか借りられないのにそんなことを試していいのかという話ですが、やる人がいないかもしれないのならば自分がやっておこうかなと……。

STAMINAモードは常にONにして、スリープ状態でも実行したいアプリを10種類だけ登録した状態でテストを実行しました。

通知音に気付いた時と、通知LEDが点滅していたのに気付いた時には、Xperia Z UltraでTwitterなどを確認する程度の待ち受け主体の運用でバッテリーの減りを確かめるという目的です。動画や電子書籍を見ない時は待ち受け状態ばかりになるという使い方を想定しています。

ただ、Movesをインストールして監視を有効にしているので、GPSで定期的に位置情報を取得するし、センサーで端末の動きを監視しているから、それによるバッテリー消費もある状態です。


掲載したグラフの赤く囲った部分が今回のテスト期間。その前のが15日の鉢形城跡玉淀ダム円良田ダムへと行った日の消費ペースで、差がありすぎますが一応比較用です。ちょこちょこと通知があったアプリのチェックする程度で使ってみるような待ち受け主体ならば69時間で52%の消費といったところ(70時間で行なったつもりが、Plugを見てわかるようにミスで最初の1時間は充電状態だった……)。今回のテストで想定した、動画視聴と電子書籍を利用する時間にもよるけど、2日に1回の充電ぐらいで大丈夫そうな気がします。

このテスト結果から、外出先で酷使しまくるヘビーユーザーとライトユーザーでは使用した際の印象が大きく異なるというのが機種を問わない現状なのでしょうね。ただひと言いうならば、Xperia™アンバサダーのモニターで借りているXperia Z UltraはWi-Fi版だから3G/LTE対応版とも消費電力が異なると思います。

あと、注意すべきは自分が15日の出先での使用していたのはIIJmioのSIMを入れたモバイルルーターだったので、15日は高速通信を最初から最後までオフにしていました。LTE対応エリアでもフルスピードを出せず、出かけた先も3Gのみのエリアが多かったため、格安SIMのMVNOでよくありそうな低速状態で、撮影した写真や動画の自動バックアップでだらだらと長時間データ通信をしていたということです。MVNOを利用するまではディスプレイが最大消費電力となる部分だと思っていましたが、自分の場合だと今後は低速長時間データ通信での消費電力の削減が重要となる可能性がありますね。モニター期間中でXperia Z Ultraでも撮影を行なって、これまでより撮影が増えていたのが影響したというのも多少はあるだろうけど、それは本質的な問題ではありません。運用方法の変更を考えないといけないと実感。

日本国内のMVMOを考慮した端末開発は市場規模的に期待できないだろうから、モバイルネットワークの整備が進んでいない途上国における通信時の省エネ問題の解決方法と同じでもない限りMVNOにおける改善が来なさそうなので厳しそうかなぁ。ディスプレイだけでなく通信時の消費電力削減が技術的に進むことに期待するのみです。

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