MSN Messengerでファイル転送が遅い／コケる

友人・知人たちとMSN Messengerでファイルを転送することがある人も多いと思います。MSN Messengerでファイル転送機能をよく使っている人ならば、お互い光ファイバー同士であってもなぜか転送速度が1KB/s程度になったりすることを体験したことがありませんか？

MSN Messengerの不具合なのか、稀に異様に転送速度が遅くなることがあります。MSN Messenger 6.2.0137で確認しました。そのような現象が起こったら、どちらかが一度MSN Messengerにサインインし直してみてください。再接続後はファイル転送の速度が通常の速度に回復するはずです。ただし、ごく稀に双方が入り直さないと転送速度が回復しないこともあります。

※MSN Messenger 7.0からは、転送が遅い場合になんでもいいからファイルの追加転送を開始して、それをキャンセルすると転送中のファイルの転送速度が向上する場合があります。

頻繁にファイル転送をするのに転送が遅くなるようならば、FTPサーバーを用意してそちらで受け渡しをするというのも有効な手段です。

何度か経験した転送が遅いという状態で調べたところでは、通常、ファイル転送はP2Pで直接やり取りが行なわれるのですが、異様に遅くなる場合はnetstatで調べてみるとP2PにならずMSN Messengerのサーバー経由でやり取りが行なわれていることがありました。試した時点でのバグなのかもしれません。遅いと思ったら、双方ともに再接続をしてみるというのが対処法かも？

実際にファイル転送が遅い状態でnetstatしてみたサンプルです。同時に3ファイル転送をした状態のもので、下側の*.msgr.hotmail.comの3つがファイル転送に使われていると思われるもの。ちなみに転送相手のプロバイダはplalaとasahi-netとbiglobe。すなわち、なぜかファイル転送がP2Pになってませんでした。

また、ファイルを送信しようとしても、相手側にファイル送信の受諾画面が表示されないことがあります。MSN Messenger 6.0～6.2.0137で確認しました。相手が長時間無反応だった場合は、受諾画面が表示されていない可能性があります。会話中にコケているか問い合わせ、コケていたらどちらか片方がサインインし直しましょう。それでもコケる場合は双方ともに入り直す必要があります。

30時間とかの長時間を、会話もファイル送受信もなしに接続させた状態でいると、実際には接続している相手の状態が稀にオフラインになっていたりということもありました。MSN Messengerは時折サインインし直すというのがよさそうです。